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イチゴ育苗期天敵利用研修会の開催

更新日:2021年8月11日 印刷ページ表示

令和3年6月21日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 JAあがつまいちご生産部会に対し、育苗期天敵利用研修会を開催しました。
 育苗期における天敵の利用方法や育苗期の管理について情報提供をし、天敵利用の推進を図りました。

1.ねらいと背景

 吾妻地域では冬の作物としてイチゴが生産されています。「章姫」を中心とした直売や「章姫」「やよいひめ」などの市場出荷も行われています。
 近年、イチゴの主要害虫であるハダニの抵抗性発達が問題となり、薬剤の防除効果が弱くなっています。そこで、管内ではIPMの一環としてミヤコカブリダニ等の天敵導入が行われていますが、ハダニを本ぽへ持ち込まないために育苗中からの対策が必要です。また、イチゴは苗の充実がその後の収量に大きく影響します。そのため、研修会や巡回を通して、適正な育苗管理の支援を行っています。

2.取り組み内容

 令和3年5月17日にJAあがつまいちご生産部会の育苗期天敵利用研修会が開催され、生産者、JA、全農ぐんま等関係者13名が参加しました。
 普及指導課から、育苗期の管理や病害虫対策、天敵の特性等について説明を行いました。全農ぐんまからは、ハダニ天敵資材の「バンカーシート」の利用方法や、肥料資材の情報提供がされました。
 また、生産者による活発な質疑応答や意見交換などが行われ、有意義な研修会となりました。参加した生産者のほとんどが育苗期の天敵導入を行う予定です。

3.今後の方向

 育苗中の天敵定着や健苗育成のため、関係者と合同巡回を行う予定です。今後もイチゴの安定生産のため、充実した苗作りの支援を行い、JA等関係機関と連携して生産振興に取り組みます。

研修会の様子の写真
研修会の様子

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