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スマート農業の勉強会を開催しました

更新日:2021年12月10日 印刷ページ表示

令和3年11月22日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 夏秋キャベツ栽培における作業負担を軽減するため、台車ロボットが作業体系にマッチするようメーカーとの意見交換、またスマート農業機器への理解を深めることを目的に勉強会を開催しました。
 この勉強会をきっかけに、夏秋キャベツ栽培へのスマート農業機器導入の足がかりにしていきます。

1.ねらいと背景

 現在、中之条町六合地区でスマート農業の実証事業が行われています。その事業の中で検討されている台車ロボットは、キャベツの除草作業にも応用が利き、軽作業化、作業人数の削減と、それにともなう人件費の削減が期待されていました。
 そこで、台車ロボットがキャベツの作業体系にマッチするようメーカーとの意見交換、またスマート農業機器への理解を深めることを目的に勉強会を開催しました。

2.取り組み成果

 10月29日に高冷地野菜研究センターにて、台車ロボットのキャベツほ場への適応性の確認を行う機会にあわせてキャベツ生産者7名が参加し、ロボットと防除機のそれぞれのメーカーとの意見交換と、スマート農業機器について触れて学び理解を深めました。
 六合地区で実証していた薬剤散布装置を搭載した台車ロボットを用いて、キャベツの栽培様式にあわせた畝の走行や、実際に生産者が使っている装置などを参考にしながら意見交換が行われ、除草作業の情報だけでなく、追肥作業にも使える可能性がある等のアイディアが生産者から出るなど、メーカーと生産者が相互に情報を得る機会になり、有意義な時間となりました。また、生産者にとっては、よく取り上げられる自動操舵のトラクターやドローン利用などだけでなく、身近な作業でも利用できる装置もあることがわかり、スマート農業への理解が深まりました。

3.今後の方向

 この台車ロボットを活用することで、組作業で行っていた除草の労働負担軽減や人件費削減、高位平準化により、雇用者が作業できる可能性などが示唆されました。これをきっかけに夏秋キャベツへのスマート農業機器導入の足がかりとしたいと考えています。

ロボットメーカーとの意見交換の写真
ロボットメーカーとの意見交換

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