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ドローン空撮による表土流亡状況の調査を実施しました
令和3年12月20日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
キャベツ産地のほ場表土流亡の現状を把握するため、ドローンによる空撮を関係機関と連携して実施しました。
今回撮影したデータは、群馬県土地改良事業団連合会(以下、土改連)が編集作業を行ったのち、今後開催予定の表土流亡対策担当者会議において関係機関と情報共有します。
1.ねらいと背景
嬬恋村のほ場は、傾斜地が多いため集中豪雨等で表土流亡が進み、その結果、下層土や火山砂が一部露出してきているほ場もあります。このようなほ場では、キャベツの小玉化や葉の縁腐れ症状などが発生し、産地で問題となっています。そこで、経年によるほ場の表土流亡状況を把握するため、ドローンによる空撮を行いました。
2.取り組み成果
本年度の撮影は、大笹の北山地区の約200ヘクタールとし、普及指導室と連携しながら撮影に係る事前準備や関係機関との事前調整を行ってきました。
撮影は、11月24日に高冷地野菜研究センターをベースに行い、当日はJA嬬恋村、嬬恋村役場、高冷地野菜研究センターなどの関係機関から計12名が集まりました。調査の受託者である土改連が事前にドローンについて説明をしたのち撮影を開始しました。雪や風による悪天候により撮影が延期されることが懸念されましたが、途中で天候が回復し、無事全工程を終えることができました。
3.今後の方向
今回撮影したデータは、土改連が編集作業を行った後、今後開催予定の表土流亡対策担当者会議において関係機関と情報共有します。
ドローン空撮風景
撮影状況