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【10月】さとのそら多収穫共励会を開催しました
麦の収量・品質の向上による法人経営の安定化を目指し、集落営農法人を対象とした「さとのそら多収穫共励会」を開催しました。
1 ねらいと背景
佐波伊勢崎集落営農法人連絡協議会では、管内に26組織ある集落営農法人の経営安定と法人運営の円滑化を支援する活動に取り組んでいます。集落営農法人は麦作経営を経営の主軸としていて、麦の収益も法人経営を左右する要因となっています。令和元年、主力品種の小麦「さとのそら」が2等Bランクとなり、法人経営に大きな打撃を与えたことを契機に、令和2年度から麦の収量・品質向上を目指したさとのそら多収穫共励会を開催しています。
2 取り組み内容
10月5日に開催したさとのそら多収穫共励会には、15法人36名が参加しました。表彰式では、令和4年産麦の反収の高かった3法人を「多収穫賞」で、前年産と比較して反収を向上させた3法人を「反収向上賞」で表彰しました。
「安定して高い収量を確保している法人の栽培管理ポイントを教えてもらいたい」という要望を受けて、過去3カ年平均の収量が高い5法人の耕種概要を事前に聞き取り、「収量安定のポイント」をまとめました。高い収量を確保している法人は「播種前の砕土性にこだわって耕耘作業を行っていること」「適期播種を心掛けていること」などを紹介しました。
表彰後には、県技術支援課から麦の国内情勢と技術対策について、県農業構造政策課から集落営農活性化プロジェクト促進事業について、それぞれ情報提供を行いました。
3 今後の展望
麦の品質については、2年連続で全品種Aランクを獲得し、今年度は平均収量も大きく増加しました。管内麦生産のおよそ5割を担う集落営農法人が牽引役となって、管内麦の収量・品質向上による産地振興を図り、水田農業の活性化に繋がるよう支援をしていきます。
多収穫賞表彰の様子
多収穫共励会の様子