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平成27年度第40回群馬県公共事業再評価委員会議事録

更新日:2016年1月25日 印刷ページ表示

開催日時

平成28年1月25日(月曜日) 9時00分から10時00分

開催場所

群馬県議会庁舎2階 203会議室

議案

県審議事業

  • 第1号議案 市道輪組輪久原線 社会資本整備総合交付金事業
  • 第2号議案 上信自動車道 川島バイパス 道路改築事業
  • 第3号議案 上信自動車道 祖母島~箱島バイパス 道路改築事業
  • 第4号議案 一般県道 林長野原線 社会資本整備総合交付金事業
  • 第5号議案 一級河川 寺沢川 防災・安全交付金事業
  • 第6号議案 一級河川 休泊川 防災・安全交付金事業
  • 第7号議案 一級河川 多々良川 防災・安全交付金事業
  • 第8号議案 一級河川 温井川 防災・安全交付金事業

審議内容

(委員長)
 本日の対象議案は県関係8事業である。
 本日の委員会の進め方は、重点審議事業を中心に審議していきたい。
 重点審議事業について、事前に委員の皆様に選定していただいた重点審議事業候補の中から、第2号議案「上信自動車道川島バイパス道路改築事業」、第3号議案「上信自動車道祖母島~箱島バイパス道路改築事業」の2事業に決定した。
 本日は、この2事業を重点的に審議し、その他の事業は簡略な審議をしたい。
 はじめに、県事業第2号議案「上信自動車道川島バイパス道路改築事業」の説明を求める。
 なお、説明にあたっては簡潔明瞭にお願いしたい。

重点審議事業

県事業第2号議案上信自動車道川島バイパス道路改築事業

【道路整備課 議案書により説明】

【質疑・応答】

(委員)
 混雑度1.40は、どの程度の値なのか。

(道路整備課)
 1.00が正常に流れる上限の交通量なので、1.40はかなり高いと認識している。

(委員)
 2.2kmの整備により、30分短縮となるのか。

(道路整備課)
 2.2kmを含む上信自動車道の事業区間が完了することで30分短縮となる。

(委員)
 長期化の理由で3年経てば用地交渉が完了するということだが、収用とあるが、交渉している地権者から理解が得られていないのか。

(道路整備課)
 交渉が難航している地権者が3名おり、土地収用法に基づく手続きを進めることにより、交渉が成立しなくても代執行することになるため、平成31年度には完成できる見込みである。任意交渉は継続して進め、理解を得られる努力をしながら、それでも交渉が成立しなければ、土地収用法による手続きによる手段により完成させたいと考えている。

(委員)
 収用の前例は、あまりないと思うが。

(道路整備課)
 収用の事例は、あります。

(委員)
 難航地権者が3名いるとのことだが、それぞれの理由を差し支えない範囲で教えていただきたい。

(道路整備課)
 1人目は、補償内容で折り合いがつかないことによるもの。2人目は、本事業が自然環境の破壊につながるとの主張からによるもの。3人目は、国土調査の結果に不服があり、境界確定ができないことによるものである。

(委員)
 収用とならないよう、円満に解決できるよう誠意をもって交渉するよう努めてもらいたい。

(委員)
 調書4ページ目の盛土構造の変更による事業費の増加とあるが、水力発電用導水トンネルがこの近くにあるのか。

(道路整備課)
 近くにある。

(委員)
 家を建てるときに盛土と切土だったら切土が良いと言われているが、どうしても盛土にしなければならないのか。

(道路整備課)
 道路を計画する際に、切土と盛土量のバランスに配慮し計画することが一般的である。
 本事業においても、切土と盛土量のバランスに配慮した計画としており、導水トンネルに影響する区間は、現地形から盛土となっている。

(委員)
 盛土について、安全性で問題はないか。

(道路整備課)
 問題はない。

(委員長)
 それでは県事業第2号議案「上信自動車道川島バイパス道路改築事業」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

 【異議なしの声】

(委員長)
 それでは原案通り決定する。

県事業第3号議案上信自動車道祖母島~箱島バイパス道路改築事業

【道路整備課 議案書により説明】

【質疑・応答】

(委員長)
 上信自動車道は県の主要施策であるが、再評価のように事業を個別に扱っていくなかで、万が一にも事業として不要と判断されたとしても、県の施策の重要性から中止できないなど矛盾が生じると考える。そうすると再評価に諮る意味があるのか疑問に思うが如何か。

(建設企画課)
 国の制度でも再評価を実施することになっており、それと連動しているものである。上信自動車道は、目的を達成するための手段であるため、ほかに適切な手段があれば検討するべきと考えている。
 上信自動車道をつくるということは県の施策として変わらないが、手法が変わるかもしれない。例えば、バイパスではなく現道の拡幅でいいのではないかということ等を比較検討して事業を進めているが、委員会で事業を見直した方いいのではないかという意見をいただければ、再度検討するべきと考えている。

(委員長)
 委員会での結果によっては、一部が変更となる可能性もあるいうことでよいか。

(建設企画課)
 はい。委員会で何が問題で事業中止・休止するかということもご意見があるのかと思う。金額が高いからだめのか、反対者が多いからだめのか、例えば、金額であれば、構造を変更してどこまで落とせるか、検討すべきと考えている。

(委員)
 収用法について説明してほしい。

(道路整備課)
 事業が妥当であるということを説明しなければならないので、道路の位置や必要性を整理し事業認定を取る。その後、法的な審議等を行うなどして、最終的には代執行という流れになる。

(委員)
 代執行には時間がかかるのか。

(道路整備課)
 事業認定を申請し、審議を経て代執行までいくと2年間程度はかかると考えている。

(委員)
 昔、環状7号線が1名の反対のために、10年間も遅れたことがあった。
 この法律はいつ頃できたものか。

(建設企画課)
 法律自体は、かなり前からあったが、なかなか適用できなかったのだと思われる。
 環状7号線の例のように1名のために10年間も事業が止まるということが、どういうことなのかということが、社会的な問題として認識され、今では国土交通省では3年程度用地交渉しても理解が得られない場合は、法的手段を活用していこうということになっている。逆に3年前に協力してくれた地権者に対しても示しがつかない面もあるため、3年ぐらいすると収用を前提に事務手続きを進めないと時間もかかるので、両事案ともそのような時期に来ている状況であることから、万が一の手段として備えるために進めている状況である。

(委員)
 便益について、崩落事故のような危機回避の便益は含まれているか。

(建設企画課)
 便益で示しているのは、3つの便益のみであり、リスク回避に係る便益については、体系的に示されている手法は確立されていないため、全国で統一的に算定対象としているのは、走行時間短縮便益、交通事故減少便益、走行経費減少便益となっている。質問のリスク回避に係る便益は含まれていない。
 また、ほかにもいろいろな便益が考えられ、例えば、30分短縮により、草津温泉の来客数が増えたということも、道路の便益として考えられるが、残念ながら定量的、定性的に数値として示す手法がないということで、便益の計算には、この3つのみとなっている。

(委員長)
 それでは県事業第3号議案「上信自動車道祖母島~箱島バイパス道路改築事業」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

 【異議なしの声】

(鵜飼委員長)
 それでは原案通り決定する。

(鵜飼委員長)
 以上で、重点審議事業の審議は終了した。
 つづきまして、重点審議事業以外のその他の事業について審議する。

その他事業

 はじめに、県事業第1号議案「市道輪組輪久原線社会資本整備総合交付金事業」からはじめる。

県事業第1号議案 市道 輪組輪久原線 社会資本整備総合交付金事業

【質疑・応答】

(委員長)
 何かご意見、質問のある方は、お願いしたい。

 【特になし】

(委員長)
 それでは県事業第4号議案「一般県道林長野原線社会資本整備総合交付金事業」に移る。

県事業第4号議案 一般県道 林長野原線 社会資本整備総合交付金事業

【質疑・応答】

(委員長)
 何かご意見、質問のある方は、お願いしたい。

 【特になし】

(委員長)
 それでは県事業第5号議案「一級河川寺沢川防災・安全交付金事業」に移る。

県事業第5号議案 一級河川 寺沢川 防災・安全交付金事業

【質疑・応答】

(委員長)
何かご意見、質問のある方は、お願いしたい。

 【特になし】

(委員長)
 それでは県事業第6号議案「一級河川休泊川防災・安全交付金事業」に移る。

県事業第6号議案 一級河川 休泊川 防災・安全交付金事業

【質疑・応答】

(委員長)
 何かご意見、質問のある方は、お願いしたい。
 【特になし】
(委員長)
 それでは県事業第7号議案「一級河川 多々良川 防災・安全交付金事業」に移る。

県事業第7号議案 一級河川 多々良川 防災・安全交付金事業

【質疑・応答】

(委員長)
 何かご意見、質問のある方は、お願いしたい。

 【特になし】

(委員長)
 それでは県事業第8号議案「一級河川温井川防災・安全交付金事業」に移る。

県事業第8号議案 一級河川 温井川 防災・安全交付金事業

【質疑・応答】

(委員)
 調書1ページ目の平成10年9月のBの出水状況写真のような被害は、それ以降に発生していないのか。

(河川課)
 川でなく沿線の道路の状況だが、川の水位が高くなったため、内水氾濫したもので、
 それ以降は発生していない。

(委員長)
 この事業のB/Cが高いが理由は。

(河川課)
 氾濫区域の資産が大きいことによる。

(委員)
 河川を掘るのか。

(河川課)
 調書の3ページ目の横断図のとおり、現況の河川断面が狭いため、断面を広げる改修を行うものである。

(委員長)
 他にご意見はあるか。よろしいか。

(委員長)
 それでは対応方針を決めたい。原案としては、その他事業の6事業について、全て「継続」となっているが、原案どおり決定してよいか。

【異議なしの声】

(委員長)
 それでは、原案どおり決定する。

(委員長)
 以上で議案審議を終了する。
 群馬県公共事業再評価委員会運営要領第14条により、名簿以外に公表を差し控える資料はあるか。

 【特になしの声】

(委員長)
 それでは、本日の委員会資料のうち、公表を差し控える資料は「なし」とする。
 以上で、次第3の「議事」は終了した。
 進行を、事務局に返す。

その他

(事務局)
 以上をもちまして本日は閉会とする。
 委員の皆様には、長時間にわたりご審議を頂きありがとうございました。