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9月 令和3年度農業基礎講座の開講
新規就農者の経営安定と定着に向けて
中部普及指導課では、前橋市担い手育成総合支援協議会と連携して、管内の新規就農者を対象に農業の基礎を学ぶための「農業基礎講座」を開催しています。本年度は9月22日に開校式を兼ねた第1回基礎講座を開催しました。
1 ねらいと背景
新規就農者が、農業の基本的な知識を習得し、広い視野を持ち経営目標に向かって取り組んでいくことを目的として、講義だけでなく実習、視察研修、先輩農業者との交流会などを交えた講座を毎年開催しています。
2 取り組み内容
本年度の農業基礎講座は、9月から12月にかけて全5回を計画しており、9月22日に開講しました。
第1回講座は、中部普及指導課職員を講師に、「農薬の適正使用や防除」、「土づくりと施肥について」、前橋市農業委員会事務局を講師に「農地と農業者年金について」、JA前橋市職員と農林中央金庫職員を講師に「農業資金について」の講義を行い、新規就農者12名が参加しました。
参加者からは、「栽培に必要な知識、営農する上で必要となる行政手続きや支援策の活用法、さらには、人脈を広げられたことが有意義だった」という意見がありました。
第2回以降の講座では、「青色申告と農業経営」、「先輩農業者(農業経営士)との意見交換」、「農作業安全と農機メンテナンス」、「先輩農業者のほ場見学」を計画しています。
3 今後の方向性
新規就農者が経営を確立し、地域に定着するためには、農業に関する基本的な知識・技術の習得とともに、頼りになる先輩農業者や同じ立場の新規就農者との交流による仲間作りも大切です。
今後も引き続き関係機関と協力し、新規就農者の定着支援に取り組んでいきます。
第1回農業基礎講座の様子