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12月 前橋市耕畜連携プロジェクトチーム会議の開催について
自給飼料増産に向けた取組みの検討
前橋市耕畜連携プロジェクトチーム(PT)会議において、耕畜連携による自給飼料増産の取組み推進について関係機関と協議を行いました。
1 ねらいと背景
前橋市の米麦・畜産は市町村別の農業算出額が県内トップである一方、近年の主食用米価格の下落や飼料価格の高騰は、耕種農家・畜産農家の経営継続に向けて大きな課題となっています。また、今後は持続可能な農業の確立に向けた、グリーンな栽培体系への転換が求められていることを踏まえ、前橋市耕畜連携PT会議では、水田における「子実とうもろこし」の生産を中心とした飼料作物の増産について検討を行いました。
2 取り組み内容
前橋市耕畜連携PT会議は、前橋市(農政課畜産係、農産園芸係)、JA前橋市(営農部、畜産部)、中部農業事務所(農業振興課、普及指導課、家畜保健衛生課)が構成員となっており、市内の耕畜連携に係る情報共有、支援内容の検討などを行っています。12月15日、今年度2回目のPT会議を開催し、耕畜双方の課題を共有した上で、普及指導課から「赤城南麓コーンベルト構想(案)」を提示し、令和4年度以降の子実とうもろこしの生産推進に向けた実証や、推進内容の検討及び自給飼料の需給マッチングに向けたアンケートの実施等について協議をしました。アンケートは年明けに実施することになり、赤城南麓コーンベルト構想については各構成機関において、対応を検討することになりました。
3 今後の方向
耕種農家、畜産農家双方のアンケート結果に基づき、実態に応じた取組み・推進を図るとともに、地域内の耕畜連携による子実とうもろこし等の生産拡大により、持続可能な循環農業の確立と農家経営の安定を目指していきます。
耕畜連携PT会議の様子