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2月 ネギの生産振興
生産安定と品質向上を支援しています
JA前橋市と普及指導課では、重点品目の一つであるネギの生産安定と品質向上を目的に研修会や講習会等を開催し、基本管理や病害虫対策の徹底を図っています。
1 ねらいと背景
ネギはJA前橋市野菜振興プロジェクトの重点品目の一つに位置づけられています。新規就農者等による新規導入や法人等によるネギの規模拡大も見られ、作付が増加し、JA前橋市野菜品目別販売額で第4位となっています。しかし、近年は天候不順等による作業遅れや黒腐菌核病等の発生により、収量や品質低下が問題となっています。そこで、普及指導課ではJA前橋市と連携して、産地の維持発展のための取り組みを行っています。
2 取り組み内容
現地研修会・講習会を7月21日に前橋市内のほ場で開催し、生産者11名が参加しました。普及指導課からは夏越し管理や病害虫対策等について情報提供しました。
黒菌核病対策会議を9月3日にJA前橋市で開催し、防除対策資料の作成や生産者への周知について検討し、9月中に作成資料を全戸に配布しました。
黒腐菌核病発生率調査を5~12月にかけて行い、7地区13名を重点支援農家として、ほ場での病害の発生状況と薬剤散布状況等を調査しました。重点支援農家での黒腐菌核病発生率は平均2.3パーセントで低く抑えられていました。
栽培講習会を2月4~8日にかけて4回開催し、生産者55名が参加しました。普及指導課からは今年度の振り返りと次作に向けて栽培管理のポイントや黒腐菌核病等の病害虫対策等について情報提供しました。
3 今後の方向
今後も栽培講習会や現地研修会、黒腐菌核病発生率調査等を予定しており、引き続き、JA前橋市と連携をとりながら地域の重点品目の生産安定と品質向上を支援していきます。
栽培講習会の様子