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平成30年度第1回社会福祉審議会議事概要

更新日:2019年3月8日 印刷ページ表示

1 開催日時

平成30年12月21日(金曜日)午後2時00分から4時05分

2 場所

群馬県庁29階 第一特別会議室

3 出席者

(1)委員 11名、代理 1名

 片野委員長、井上委員、小澤委員、須田委員、中島委員、上原委員、杉田委員、堤委員、須藤委員、田尻委員、戸澤委員、河合委員(代理)

(2)事務局

 こども未来部長、健康福祉部長ほか10名

4 議事

(1)群馬県福祉プランの点検・評価について

 群馬県福祉プランの点検・評価の実施方法等について、事務局から説明を行った。

主な質疑等

●委員
 高齢者保健福祉計画、ぐんま子ども・子育て未来プラン、バリアフリーぐんま障害者プランの評価について、基準や方法が違う理由は何か。
○健康福祉部長
 各計画の特性や性格が異なるため、各計画に評価を委ねる形にしたが、次期福祉プランでは、委員の皆さんの意見を伺いながら、統一的な評価ができるようにしていきたい。
○こども未来部長
 健康福祉部長が申し上げたとおりに統一的な評価をしていくべきと思う。
●委員
 子育ての短期支援のショートステイについて、吾妻と利根はなぜショートステイの数字が掲載されていないのか。
○こども未来部長
 この数字は、各市町村のニーズ調査の結果を積み上げたもので、吾妻、利根等は、ショートステイのニーズが無かったということである。
●委員
 自殺対策について、平成22年から平成29年の人数がかなり減っているが、その要因は何か。また、自殺者が多い年齢はどうか。
○障害政策課長
 決め手が無い中でいろいろな対策を進めているが、各分野の協力が一番大事である。自殺者の年齢は、平成25年から平成29年の傾向をみると中高年が多い。ただ、全体が減少している中、若年層の自殺が減っていないため、今後は特にその対策に取り組んでいく必要がある。
●委員
 B型事業所の工賃について、平均工賃が前年度よりアップしているとあるが、前より手取りが減っているという話も聞いている。
●委員
 障害者福祉施設入所者の地域生活への移行について、重度、最重度の方が地域で生活するのは実際はなかなか難しいので、具体的にどう取り組んでいくか述べられていると、福祉分野以外の方にも分かりやすい。
 障害の程度や特性は様々であり、事業所によって状況が違うので、目標工賃を達成していない場合でも、理由があることを示していただけるとありがたい。
○障害政策課長
 引き続き、事業者と協力しながら進めていきたい。
●委員
 思いやり駐車場について、障害者用駐車場に障害者でない方が車を停めている様子を見かける。お店も努力していると思うが、県としても、思いやりのあるまちづくりということで、ぜひ宣伝していただきたい。
○障害政策課長
 思いやり駐車場については、罰則を設けてほしいという要望もあったが、名前のとおり「思いやり」なので、啓発等を行っていきたい。
●委員
 地域見守り体制の充実について、自治会長として関係機関から住民情報を入手しようとしたが断られた。また、班長として各世帯に緊急連絡先を聞いたが、約半数が個人情報だからと協力してくれない状況だった。今、隣近所が疎遠となっているので、市町村として体制ができればと思う。
●委員
 地域支援事業のうち、包括的支援事業・任意事業の実施規模について、実績値が計画値をかなり上回っているが、その理由を教えてほしい。
○地域包括ケア推進室長
 各事業は交付金の基準額が設定されており、市町村が基準額どおり事業を実施した結果である。
●委員
 介護予防給付対象サービス量のうち、通所介護の実績が通所リハビリよりこれだけ低い理由は何か。
○介護高齢課長
 他の様々なサービスを利用することで通所介護がまかなえているということもある。
●委員
 高齢者福祉に関して今一番問題になっているのが人手不足だと思うが、どう考えているか。また、外国人が結構入ってきているが、把握しているか。
○介護高齢課長
 介護人材の不足は喫緊の課題と考えている。介護人材確保対策室で、職員の参入、定着、資質向上のため様々な施策を実施しており、引き続き取組を進めていきたい。また、既に技能実習生を受け入れている施設もあるが、外国人の受入れについては、各施設により考え方が様々で、受け入れたいという所もあれば、様子を見たいという所もある。今後も情報収集、情報提供を行いながら、対応していきたい。
●委員
 特定施設入居者生活介護の指定上限数について、伊勢崎では指定目標の達成率が205.0%となっており、高崎安中では計画外での指定数が書いてあるが、上限数を決めた中で計画外の指定があったということか。また、太田館林は29年度の指定数が80床、29年度着工30年度指定が50床となっているが、どういうことか。
○介護高齢課長
 指定上限数は、これを超えると指定しないことができるという上限であり、市町村がまだ必要と判断すればそれを超えて指定できることになっている。また、太田館林の件については、29年度の指定数80床の中に、29年度中に着工し29年度中に指定になった30床と30年度に指定がずれ込んだ50床があるということである。
<結論>
 更なる推進が必要な箇所もあるため、審議会の意見を踏まえて今後更に取り組むことで、事務局案のとおり了承された。

(2)群馬県子どもの貧困対策推進計画の点検・評価について

 群馬県子どもの貧困対策推進計画の点検・評価の実施方法等について、子育て・青少年課長から説明を行った。

●委員
 子どもの貧困対策について、金額ベースで記載していただき感謝している。更に言えば、その金額だけでなく、奨学金を受けた人数などがあると評価する時に分かりやすいと思うので、記載をお願いしたい。
○児童福祉課長
 御意見ありがとうございました。
●委員
 前回の会議で私の質問を受けて検討することになっていたものについて、検討結果が出ているものがあれば伺いたい。
○こども未来部長
 意欲のある里親を増やしてほしいという御提案については、広報で特集を組むなど多くの方へ呼びかけを行っているが、今後更に検討会を立ち上げる予定である。その趣旨やお考えをかみしめながらやっていきたい。
<結論>
 更なる推進が必要な箇所もあるため、審議会の意見を踏まえて今後更に取り組むことで、事務局案のとおり了承された。

(3)次期群馬県福祉プランの策定について

 次期群馬県福祉プランの策定について、地域福祉推進室長から説明を行った。
●委員
 地域共生社会について、個人情報保護等の課題があり本当に共生できるのかという声がある。もう少し考えないと実質何も進まないといった形になると思うので、ぜひよろしくお願いしたい。
○健康福祉部長
 個人情報保護については、大きな課題であると考えており、まだまだ支えてくださる方への情報提供が難しい面がある。市町村が地域共生社会をどう捉えていかに進めるか、市町村に懸かっていると思うので、県も市町村と連携しながらしっかりと進めていきたい。
<結論>
 事務局案のとおり了承された。

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