本文
【1月】米麦若手農業者交流会が開催されました
佐波伊勢崎地域担い手育成総合支援協議会(以下、担い手支援協議会)は、管内の米麦作経営の若い農業後継者を対象とした交流会を開催しました。
1 ねらいと背景
佐波伊勢崎地域では、各地に米麦を経営の柱とした複合経営や米麦専作経営が点在していますが、これらの農家の多くは後継者が不在であったり、いたとしても後継者同士は殆ど横の繋がりがなく「悩みごとがあっても相談する仲間がいない」という意見が以前から出されていました。そこで担い手支援協議会では管内の一定の規模を持つ米麦作を営む農家の後継者を対象に米麦経営の勉強会を、1月22日にJA佐波伊勢崎本店で開催しました。
2 取り組み内容
1)第一部稲作講演会
(有)横田農場 代表取締役 横田修一氏を講師に招いて、講演会が行われました。150ヘクタールに及ぶ稲作を6名の人員で一台の田植機とコンバインを使用して行っている優良事例です。当日は、集落営農法人連絡協議会員等も含め59名の農家が参加しました。講演後には活発な質疑が行われました。また、参加者からは「非常に参考になった」、「現場をぜひ視察したい」などの意見も聞かれました。
2)第二部若手米麦作農家交流会
「儲かる稲作経営」をテーマに意見交換と交流会を行いました。年齢45歳以下で、米麦を経営の柱としている農家12名が参加し、講演会で講師を務めた横田修一氏と(農)元気ファーム20総務担当理事の関根正敏氏がオブザーバーとして出席しました。普段はあまり接点が無いため、初対面が多かった若手後継者同士ですが、互いに打ち解けあいながら懇親を深めました。交流会では「今後の土地利用型農業は、農機具の削減を考えていく必要がある」などの意見が出されました。
3 今後の方向
佐波伊勢崎地域で米麦作に携わる若い農業後継者のネットワークづくりを推進していきます。
稲作講演会風景
農家から質問を受ける