本文
【6月】令和元年度佐波伊勢崎女性農業者研修会
佐波伊勢崎地域における魅力ある農村社会づくりを目的として女性農業者研修会を開催しています。今回は管内で農作物被害を受けていることから「中型鳥獣による農作物被害対策」を学びました。
1 ねらいと背景
伊勢崎管内の農村女性組織9団体で構成されている佐波伊勢崎農村女性会議では、男女共同参画を活動の大きな柱とし、女性の持っている能力を十分に発揮し農業振興や地域の活性化に向けた活動を行っています。
佐波伊勢崎地域では近年、ハクビシンやアライグマ、タヌキ等の中型獣による農作物被害が増加しており、農作物被害対策を学ぶために研修会を計画しました。
2 取り組み内容
6月4日(火曜日)、JA佐波伊勢崎本店において、群馬県鳥獣被害対策センター職員を講師に招いて、開催したところ、女性農業者および関係機関等25名の出席がありました。研修では、ハクビシンやアライグマの生態や足跡などをスライドで確認したり、被害対策の三つの対策として、「知る」、「守る」、「獲る」について学びました。参加者からの質問では、「わが家のブロッコリーも被害を受けたが、どの鳥獣によるのか」、「本来、山に住む生き物だから、山に帰らないのか」などの質問があり、「どの鳥獣による被害なのかを確認すること」、「エサをなくしたり耕作放棄地をなくす」などの被害にあわないような環境整備をすることが大切と学びました。
3 今後の方向
農業指導センターでは、今後も関係機関と連携を図りながら、農村女性の資質向上に役立つ視察研修会や講演会などを開催していきます。
研修会の様子