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【3月】第1回キュウリの収量増加に向けた勉強会を開催しました
農業指導センターでは、佐波伊勢崎管内のキュウリ生産者を対象に、環境制御技術の活用方法の理解を深め、収量増加を目指すことを目標とした勉強会組織を結成し、第1回の勉強会を開催しました。
1 ねらいと背景
近年、佐波伊勢崎管内の施設キュウリ栽培で環境測定装置や炭酸ガス発生機等の環境制御技術の導入が進んでいます。一方、環境制御技術導入後の栽培管理は導入前と異なる点も多いため、技術を有効活用できている生産者とできていない生産者の間で収量差が出ている状況が見受けられます。そこで、管内全体で環境制御技術向上を図り、収量増加を目指すために勉強会組織を結成し、JA佐波伊勢崎、全農ぐんま担い手サポートセンター、農業指導センターの3機関で支援することになりました。
2 取り組み内容
令和元年12月13日に、キュウリ生産者に対して勉強会の事前説明会を実施し、参加者を募ったところ、10名の生産者が参加への意思を示し、勉強会のメンバーとなりました。
第1回キュウリの収量増加に向けた勉強会は、令和2年2月28日に生産者圃場2カ所で開催し、勉強会メンバー4名が参加しました。
意見交換の前に、農業指導センターより、光合成速度を高めるためには、環境制御技術の有効活用が必要であること説明しました。説明後に生産者圃場で、キュウリの生育状況とハウス環境条件の確認及び意見交換を実施しました。
意見交換では、「炭酸ガス施用のタイミング」や、「天候に応じた管理」など、日常の栽培で疑問に感じていることについて質問が複数出ました。質問に対して、参加した生産者自身の取り組み内容や関係機関から情報提供など、多くの人から意見が交わされました。
3 今後の方向
農業指導センターは佐波伊勢崎管内のキュウリ生産者の環境制御技術向上を目指すために、定期的に勉強会を実施し、関係3機関で連携して勉強会組織への支援を行います。
生育状況の確認
現地圃場での意見交換