本文
【2月】集落営農法人を対象に経営相談会を開催~法人運営の課題の洗い出しと対策検討~
集落営農法人を対象とした個別の経営相談会を開催し、法人共通の課題や要望の把握を行いました。課題に対する対応策をまとめ、法人運営支援を行いました。
1 ねらいと背景
伊勢崎管内は平成19~29年に26の集落営農法人が設立され、地域の水田農業の中核を担う経営体として期待が高まっています。伊勢崎地域では佐波伊勢崎集落営農法人連絡協議会を立ち上げ、法人運営の円滑化と経営の安定化を目指した活動に取り組んでいます。活動の一環として、例年、法人経営研修会を開催してきましたが、今年度は新型コロナの影響により集合研修が開催できなかったことから、個別巡回による経営相談会を開催しました。
2 取り組み内容
12~2月にかけて22の法人を対象に経営相談会を行いました。新型コロナ対策に配慮し、関係機関(指導センター、JA、市町、中央会)の職員を3班に分け、班別に法人を訪問したり、JAの営農センターを会場にして開催しました。相談会には各法人1~2名の役員に参加してもらい、経営状況や法人運営の課題、今後の方向性などについての聞き取りや意見交換、アドバイスなどを行いました。
経営相談会を通して、法人共通の課題を洗い出すことが出来ました。また、「同様な運営方法の法人との情報交換をしたい」などの要望も出されました。そこで、経営相談会の概要と対応策をとりまとめ、2月に開催した役員会や麦品質向上対策研修会の場で説明を行いました。参加者からは「役員改選が近いので変更登記を忘れないよう注意したい」「人集めに苦労していたので作業者募集のチラシ配布を試してみたい」などの感想が聞かれました。
3 今後の方向
指導センターでは、経営相談会で明らかになった課題について関係機関による対策検討を行うと共に、課題に対応した研修会や情報交換会等を開催し、法人運営の円滑化を支援します。
役員会の様子
経営相談会の結果概要と対策資料