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安中市そだちの新しい野菜たち
安中市で生産量が多い野菜はナスやネギなどですが、近年では「アレッタ」「ロマネスコ」「プチヴェール」など、珍しい野菜の生産が行われています。
秋冬野菜「アレッタ・ロマネスコ・プチヴェール」
アレッタってどんな野菜?
ブロッコリーとケールを交配して作られた、日本生まれの新しい野菜です。花蕾(からい)や茎のほか、葉も食べることができます。苦みがなく、ほんのりした甘みがあり、ビタミンKやカロテンなどの栄養素が多く含まれています。
安中地区では平成21年から栽培が始まりました。
10月から収穫が始まり、3月頃まで収穫されています。
ブロッコリーと同様にボイルして食べるほか、電子レンジによる加熱調理も可能です。
マヨネーズを付ける、または、ドレッシングをかけて食べるとおいしくいただけます。
ロマネスコってどんな野菜?
カリフラワーの一種で、ブロッコリーの特性を併せ持っている野菜です。
名前はイタリア語「ローマのカリフラワー(Broccolo Romanesuco)」に由来し、16世紀にイタリアで開発された野菜と言われています。
つぼみがらせん状にとがった、巻き貝にも見える特徴的な外観を持ち、ブロッコリーに近い味と、カリフラワーに近い食感を持っています。
カリフラワーと同様ににゆでて食べるほか、炒めて食べることもできます。安中地区では平成21年から栽培が始まりました。
収穫は11月中旬から始まり、1月中旬まで収穫されています。
プチヴェールってどんな野菜?
芽キャベツとケールを交配して作られた、日本生まれの新しい野菜です。
芽キャベツと同じように直立した主茎が50~90cmまで伸長し、主茎から発生する脇芽を収穫します。
苦いイメージのケールと異なり、ほんのりとした甘みが特徴となっています。
β-カロテンやカルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富な野菜です。
安中地区では平成20年頃から栽培が始まりました。
収穫は11月から始まり、2月頃まで収穫されています。
プチヴェールは、同じアブラナ科の菜の花と同様に、和え物にして食べるほか、魚料理のソースなどに加える調理方法もあります。