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1月 JAはぐくみ露地ナス出荷実績説明会の開催
要約
JAはぐくみでは、平成30年12月20日に露地ナス経営の飛躍に向けて、出荷実績説明会を開催しました。本説明会では、平成30年度の生産者の個人別の生産販売分析表を用いた個人面談により、今年度の反省と今後の経営改善に係る支援を行いました。
1 ねらいと背景
JAはぐくみでは、露地ナスを重点推進品目のひとつとして位置づけており、農業事務所では、露地ナス産地の生産安定を重点課題として支援しています。
2 取り組み内容
この出荷実績説明会は、JA営農担当者(TAC)、普及指導員と生産者により、平成30年度の単位収量や販売単価のデータを基にした個別面談を行っています。この面談では、1.生産者個々の相談に対応するとともに、2.栽培や経営の問題点の確認、3.土づくりや草姿管理、土壌病害対策などの改善について検討し、高収入、高単価を目指すための今後の目標を生産者とともに確認しました。
この取組は平成28年度から始められ、収穫選別や整枝作業、病害虫防除など生産者個々の課題の改善につながっており、生産者からは作業体系の見直しができる等と評価されています。
JAはぐくみの本年度の露地ナス出荷販売実績は栽培戸数40戸、栽培面積2.3ヘクタールで出荷量は189トン(前年比140%)、販売額が72,485千円(前年比164%)と前年を大きく伸びており、現在、IPM防除技術に対する生産者の意識も高まりつつあることから、今後さらなる生産拡大が期待されます。
3 今後の方向
露地ナス経営の向上に向けて、次年度も引き続き、現地研修会や巡回指導等により支援をしていきます。また、IPM管理やGAP管理の支援も強化する予定です。
写真:個別面談の様子