3月　平成30年度農業基礎研修会を開催しました

要約

就農3年以内の新規就農者と就農準備研修生を対象にした農業基礎研修会を、営農に必要なそれぞれ4つのテーマで全5回開催しました。

1 ねらいと背景

新規就農者及び新規就農予定者を対象に、管内の農業の担い手が早期に経営を安定し定着できるよう、営農に必要な基礎知識や仲間づくりのための研修会を開催しました。

2 取り組み内容

今年度は、「先輩農業者に学ぶ」、「農業者が知っておく労務」、「農業機械の安全操作/整備」および「土壌分析と土づくり」をテーマに、平成30年11月13日～平成31年2月25日に全5回の農業基礎研修会を開催しました。研修会には、新規就農者15名（平成28～30年度新規就農者実態調査者）と就農準備研修生4名の延べ44人が参加しました。
研修会では、先輩農業者や参加者同士で農業への考えなどについて情報交換を行うことができ、参加者は今後の営農の参考になった様子でした。また、今年度に初めて取り上げたテーマの「労務管理」には最も多い16名が参加し、新規就農者の雇用労力確保への関心の高さがうかがえました。また、農業機械安全研修では参加者から農機具整備にも研修開催希望があり、追加で第5回機械整備研修会を実施しました。

3 今後の方向

就農準備研修生へは、農地、施設・機械や営農資金の確保といった営農開始のための準備支援をJAや市などの関係機関と連携して行っていきます。また、新規就農者には、農業青年組織等への加入推進や各種研修会への参加を促し、仲間づくりや栽培技術の向上等、新規就農者の地域への定着と経営安定を図っていきます。
また、できるだけ多くの新規就農者に参加してもらえるよう、次年度は、作物保護などの新しいテーマも組み入れて開催していきます。

写真1　労務管理に関する講義

写真2　農業機械整備研修の様子

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