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5月 麦類の赤かび病防除講習会

更新日:2019年9月26日 印刷ページ表示

要約

JAたかさき各支店等で麦類の赤かび病防除講習会を開催し、赤かび病罹病粒が混入することの危険性や、防除方法および防除適期について説明を行いました。

1 ねらいと背景

 3月下旬~4月上旬の低温により、JAたかさき管内では全域で凍霜害の発生が見受けられました。凍霜害による不稔粒の発生は赤かび病の発生リスクが高まることから、JAたかさき本店および各支店ごとに防除講習会を開催しました。

2 取り組み内容

 4月9、16、17、18日にJAたかさき本店および支店において赤かび病防除講習会を開催したところ、認定農業者や法人の役員等延べ68名が参加しました。
赤かび病の病原である糸状菌が産出するカビ毒のデオキシニバレノ-ル(deoxynivalenol:DON)は食中毒などを引き起こすため、DON分析で基準値(暫定基準値1.1ppm)を上回ると自主的な出荷停止となり、大きな損害を引き起こします。
講習会では赤かび病の発生条件、防除方法、防除適期について説明を行い、特に麦種による防除適期の違いなどを重点的に説明しました。
その後、防除適期に管内を見回ったところ、各地でブームスプレイヤーなどによる共同防除を実施している事が確認されました。最終的な防除実施率はJAたかさき管内で8割以上が見込まれ、講習会の効果が伺える結果となりました。

3 今後の方向

 JAの地区TACと協力して巡回指導による発生状況確認を徹底し、被害粒の混入防止に努めるとともに、今後も赤かび病防除の定着化を図っていきます。

出席者(本店)写真1
写真1 出席者(本店)

ブームスプレイヤーによる防除写真2
写真2 ブームスプレイヤーによる防除

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