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9月 農業体験事業(産地体験コース)の実施
要約
高崎市倉渕町の「くらぶち草の会」で、農業体験だけでなく、産地での暮らしを紹介する2日間の農業体験事業を行いました。2名が参加し、就農へのイメージを固めることができたため、関係機関と連携し、研修・就農へのステップを支援していきます。
1 ねらいと背景
高崎市倉渕町の「くらぶち草の会」では、農薬や化学肥料に頼らない野菜作りに取り組み、平成2年ころから新規参入者の受入を行っています。現在の会員数は約40名でその半数以上は県内外からの新規参入者となっています。毎年、研修生を受入れ、昨年度は3名の研修を受入れました。そこで、新たな担い手確保の取り組みとして高崎市倉渕町への就農希望者を対象に、円滑な就農にむけて理解促進のための農業体験と産地での暮らしを照会することを目的とした2日間の農業体験を行いました。
2 取り組み内容
8月29日、30日で農業体験を行い、県内外から2名が参加しました。倉渕町内の見学から始まり、農薬や化学肥料に頼らない野菜作りのための土作り(たい肥、培養土作り)なども見学しました。農業体験では、野菜のは種から栽培管理、収穫、出荷調整作業までを行いました。参加者からは「農業の楽しさや厳しさを体験し産地の方々との意見交換により、就農のイメージをより具体化することができた」と好評でした。
3 今後の方向
2日間の農業体験により就農へのイメージが具体化でき、今回の参加者2名は来年度の倉渕町で研修を希望しています。そのため、関係機関(市、JA、地元農業者、普及)で就農相談会を9月中下旬に開催し、研修・就農にむけたステップを関係機関で連携し支援していきます。
写真1 研修生住宅外観見学
写真2 は種作業体験