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10月 イチゴ育苗技術改善(育苗後半の管理)第3弾

更新日:2020年11月17日 印刷ページ表示

いちごステップアップ講座の開催

 イチゴ栽培で最も重要となる苗生産において、健苗育成により年内収量を確保するための改善の取組が始まっています。その一環として、育苗ほに設けた実証ほにおいて現地研修会を開催しました。

1 ねらいと背景

 藤岡市は県内一のイチゴ産地で、今年も次作に向けた育苗が行われています。イチゴにとって育苗は最も重要な作業ですが、管内では親株定植時期が遅い等により、収量が十分に確保できていない事例も散見されていました。そこで、指導センターでは、昨年度から育苗技術向上に向けた働きかけを行い、各生産者のほ場で改善の取組が始まっています。

2 取り組み内容

 昨年度から、平坦地育苗を行う47名の生産者に対して、重点的な巡回指導等を行い、育苗管理の重要性と改善を呼びかけています。今年度は育苗のスタートとなる親株定植を早めた生産者が20名、その他の改善も含めて24名の生産者が育苗方法の改善に取り組んでおり、今年度も全戸を対象とした巡回指導を行っています。
 現在の育苗状況を確認し、今後も適切な管理を行うため、昨年度に連続講座方式で開催した「いちごステップアップ講座」の参加者を対象に、8月18日に現地研修会を開催したところ、30名が出席しました。
 研修会では、座学で現在の状況の確認と育苗後半の管理を学び、若手生産者の育苗ほに設けた実証ほ2カ所で現地研修を実施しました。適正に管理された苗を前に、今年の育苗改善効果を実感するとともに、苗管理の重要性を再認識することができました。

3 今後の方向

 本年の育苗は、7月の日照不足や9月の高温等により、花芽分化が平年よりも遅れる傾向にありますが、親株定植を早めた生産者は、昨年よりも苗を揃えることができており、年内収量の増加が見込まれます。今後、本ぽにおいても巡回指導を継続し、収量向上に向けた適正管理を呼びかけていきます。また、育苗管理を主体とした安定生産のための技術マニュアルを作成し、産地全体へ技術の波及を図る予定です。

研修会風景の画像
現地研修会の様子

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