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5月 キュウリ栄養診断

更新日:2021年12月22日 印刷ページ表示

吉井施設園芸部会で取組が始まりました

 施設果菜類の安定生産を図るため、JAと連携して植物体栄養診断手法を栽培管理に活用する取組を始めました。今年度はキュウリで継続的に取り組み、栽培管理改善のきっかけとなっています。

1 ねらいと背景

施設果菜類は栽培期間が長期に渡り、収量や品質を確保するためには生育に応じた肥培やかん水のコントロールが重要となりますが、その判断には高度な技術や経験が必要です。そこで、現状の植物体の状態を数値化し、生育を見える化する手法として葉柄中の硝酸態濃度を調べる植物体栄養診断があります。この手法を栽培管理に活用し安定生産を図るため、JAと連携した取組を始めました。

2 取り組み内容

昨年度、JAたのふじ野菜振興会議において、栄養診断手法を活用した営農指導方法を提案したところ、施設キュウリ、イチゴ、トマトで取り組むこととなり、JA営農指導員を対象に、植物体栄養診断手法の研修会を開催しました。
さらに、吉井施設園芸部会(施設キュウリ22戸)において、本手法を紹介したところ、部会として取り組むことが決まり、診断に用いるコンパクトイオンメーターが導入されました。昨年度3月から、JAが10日に1回、葉柄中の硝酸態濃度を継続的に調査し、その結果を指導センターと共有しています。この調査の中で、数値が大きく落ち込み、出荷量が減っている生産者に対して、JAと共に巡回指導を行い、かん水や追肥方法を提案したところ、改善へと繋げることができました。

3 今後の方向

診断結果を栽培管理に活かすため、栄養診断と巡回指導をセットで継続的に取り組むと共に、他の品目についてもJAと連携しながら導入を進めていきます。

植物体栄養診断研修会の写真
植物体栄養診断研修会

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