5月　露地ナス新規栽培者現地講習会

　農業指導センターではJAたのふじと連携し、毎年露地ナスの新規栽培者に向けた講習会を開催しております。今年度は新規栽培者が10名（うち新規就農者6名）おり、これらの栽培者を対象にした講習会を開始しました。

1　ねらいと背景

　平成20年から地域の重点品目として露地ナス振興を関係者と取り組んでいます。この活動の結果、多野藤岡地域の露地ナスは地域の主力品目となっており、約170名の栽培者がいます。また、新たに露地ナスに取り組む栽培者も毎年10名程度おり、これらの栽培者の安定生産に向けた技術指導・取組みが重要となっております。そこで、当センターではJAたのふじと連携し、これらの栽培者に向けた講習会を毎月開催することとしており、今年で10年目の取組みとなりました。

2　取り組み成果

　4月27日に定植に向けた現地講習会を行ったところ、7名の参加がありました。講習会では、定植前後の栽培管理、トンネル被覆の徹底や病害虫対策を指導しました。また、吉井町管内の露地ナス圃場で定植作業の実演を見学しました。栽培者からは定植時の農薬使用方法やトンネル支柱の設置方法、V字支柱の立て方等について活発な質問がありました。

3　今後の方向

　新規栽培者に向けて引き続き毎月講習会を行うとともに、圃場巡回を適宜行い、新規栽培者の経営安定に向けた支援を関係機関と取り組んでいきます。

　現地研修の様子

　新規露地ナス栽培者の推移