【1月】基本的知識の習得を図る～農業基礎講座の開催～

　毎年、就農後5年以内の農業者を対象に、基本技術習得を目的とした農業基礎講座に取り組んでいます。令和3年度の第1回講座は、土づくりを題材として開催しました。

1　ねらいと背景

　太田市では過去5年間で約50名の新規就農者がいます。その多くはＵターン就農や他産業からの参入であり、農業の基礎的技術や知識習得の機会が少なく、農業経営に不安を抱えています。そこで、新規就農者の早期の技術習得により、農業への定着を図るため、本講座を開催しています。

2　取り組み内容

　令和3年12月7日に太田合同庁舎会議室で普及指導課職員を講師として開催し、10名が出席しました。第1回は土づくりの基礎知識をテーマに、土壌の役割や含まれる成分ごとの特徴、土壌分析結果の見方等の説明し、出席者からの石灰散布時の注意や堆肥に関しての質問に回答しました。
　「周りに相談できる人がいないので参加して良かった」との意見があり、近隣農家との関係づくりや継続した指導が必要であることも分かりました。

3　今後の方向

　令和3年度の農業基礎講座は3回実施します。また、地元農家との交流会を開催する予定です。

講座の様子