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【7月】GAPの普及推進

更新日:2021年8月19日 印刷ページ表示

チェックシートと指導票を用いた個別訪問

東部農業事務所 桐生地区農業指導センター

 桐生地区農業指導センターでは、食の安全・安心を確保し、市場・消費者に選ばれる産地となるため、JAと連携して「GAPの実践」を推進しています。チェックシートの実施に加え、生産現場確認のための個別訪問と指導票を作成し、GAPの取り組みを推進しています。

1 ねらいと背景

 産地間競争が著しい中、市場や消費者に選ばれる産地として、安全・安心な農産物を提供することが今後ますます必要となっています。
 そのためには、各生産者が法令や規則を遵守し、自らの作業での危険の回避に取り組み、改善の積み重ねが重要となります。
 そこで、農業指導センターでは管内の産地から「出荷物への異物混入を出さない」、「作物への残留農薬基準値超過を出さない」ことを目的に、JAと連携して「GAPの実践」を推進するために生産者の個別訪問を行っています。

2 取り組み内容

 生産者の「GAPの実践」の理解を進めるため、指導センターでは平成30年度からJAと連携し、農家自身によるチェックシートを用いた確認に加え、良い事例を産地全体に周知するため、計画的に個別訪問を行い、その結果をGAP講習会などで生産者にフィードバックしてきました。
 今年度は、これまでの取り組みに加えて、個別訪問時に指導票を生産者に渡すことにより改善項目が分かるようにしました。5月に施設ナスの生産者(61戸)へチェックシートを配布・回収・集計し、そのうち13戸を対象とした個別訪問を6月に実施して生産現場の確認を行いました。
 個別訪問では、「出荷調製作業場での飲食、喫煙の防止」や「防除器具の十分な洗浄」、「農作業安全」について重点的に説明しました。
その結果、生産者の工夫や良い取り組み、取り組みが難しい項目を改めて確認することができました。

3 今後の方向

 生産者が、次の取り組みに活かすために、チェックシートや個別訪問の結果をまとめ、GAP講習会や推進資料などでフィードバックをします。また、露地ナス・ミニトマト・施設キュウリ生産者へチェックシートの配布と個別訪問も計画しています。
市場や消費者から選ばれる産地となるため、引き続き産地全体での「GAPの実践」に取り組みます。

GAP作業場確認の様子の画像
GAP作業場確認の様子

GAP巡回指導票の画像
GAP巡回指導票