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【12月】難透過性フィルム利用によるキュウリネコブセンチュウ被害低減対策
更新日:2021年12月27日
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土壌消毒効果を高めるために
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
キュウリのネコブセンチュウ被害抑制対策として、土壌消毒効果を高めることを目的に、難透過性フィルム被覆による防除効果の検証を行っています。
1 ねらいと背景
管内では、キュウリのネコブセンチュウ対策として、促成作型終了後の7月頃と抑制作型終了後の11月頃の2回、土壌消毒を行っています。しかし、4月頃からネコブセンチュウによるしおれ症状が発生し、効果が限定的で収量の低下が問題となる事例も多く出ています。そこで、他地区で使用事例のある難透過性フィルムを土壌消毒後の被覆に用いてその効果を検証しています。
2 取り組み内容
6月の促成栽培終了後の土壌消毒時に、難過性フィルムで被覆し、その後の抑制栽培終了後には根に付着するネコブの数や土壌中のセンチュウ密度がポリフィルム区より半減していました。この結果を11月4日と5日の促成キュウリ栽培講習会(延べ34名参加)で説明したところ、関心の高い農家から相談がありました。最終的な結果はこれからですが、これを契機に、ネコブセンチュウ対策意識を更に高め、被害抑制に繋げていきます。
3 今後の方向
調査の継続と結果の検討を行うとともに、農家、JAと協働してキュウリのネコブセンチュウ対策を行っていきます。
根のネコブセンチュウゴールの様子(難透過性フィルム)
根のネコブセンチュウゴールの様子(ポリフィルム)