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【11月】イチゴ適期定植の取り組み

更新日:2020年11月18日 印刷ページ表示

東部農業事務所 館林地区農業指導センター

 館林地区農業指導センターは、JA邑楽館林とともにイチゴ生産者に対し適期定植を行ってもらうため、花芽検鏡の推進を図りました。また、JA担当者と新任普及指導員に対しモニターを使用して、花芽検鏡作業の指導を行いました。

1 ねらいと背景

 邑楽館林地区では、花芽検鏡をしないで定植する生産者が見られます。近年、温暖化の影響により花芽分化が遅れる傾向にあり、昨年は花芽検鏡しないで定植された生産者のほ場で、1番花のばらつきが見られ、初期収量が減少しました。そこで、生産者に花芽検鏡を推進し、適期定植を促しました。

2 取り組み成果

 9月にJAと連携してイチゴ農家を巡回し、花芽検鏡の推進を図りました。また、イチゴの栽培資料にも花芽検鏡の重要性を記載し周知を図りました。
 今年は20戸の生産者の苗約120株の花芽検鏡を行い、結果をもとに適期定植の指導を行いました。
 今まで花芽検鏡しないで早く定植していた生産者が、花芽検鏡の結果を理解し定植を遅らせるようになり、適期定植を図ることができました。
また、JAのイチゴ担当者と新任普及指導員に対して花芽検鏡を行っている作業をモニターで説明し、実際の作業を実践してもらいました。
始めは、慣れない作業で花芽を取ってしまっていましたが、徐々に検鏡作業ができるようになりました。作業を行うことで花芽がどのように形成されているのか理解してもらえました。

3 今後の方向

 今年度初めて検鏡後定植した生産者の生育を生産者とともに確認し、検鏡の効果を実感してもらい、来年度も引き続き、花芽検鏡の推進を図り適期定植を促していきます。また、JA職員や新任普及職員に検鏡作業の指導を行い、多くの人が出来るようにしていきます。

花芽検鏡作業をモニターで確認している様子写真
花芽検鏡作業をモニターで確認

花芽分化検鏡結果の写真
花芽分化検鏡結果

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