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令和4年度 第2回群馬県観光審議会結果概要

更新日:2023年6月30日 印刷ページ表示

1 開催日時

令和5年3月24日(金曜日) 13時30分 ~ 15時30分

群馬県庁28階 281-A会議室

2 概要

(1)会長挨拶

(2)戦略セールス局長挨拶

(3)委員紹介

(4)議事

報告事項

令和4年度第1回群馬県観光審議会 報告・審議に係る質問事項への回答について

質問事項1

 2021年の月毎の実宿泊者数、観光消費額単価はどのような状況か。特にGoToトラベルが実施されていた2021年11月の状況はどうか。

回答1

 2021年においては、7月~9月期においては、新型コロナの第7波の影響から、実宿泊者数および観光消費額単価は令和2年を下回っている。

 また、10月~12月期において、実宿泊者数は、新型コロナの第8波の影響から前年比95.9%であり、観光消費額単価は、愛郷ぐんま全国割(全国旅行支援事業)の効果による他、物価高騰の影響もあり、前年比100.7%とやや増加した結果となっている。

質問事項2

 2021年が2020年に比べて宿泊単価が減少した要因は何か。

回答2

 2021年の第1四半期(1月~3月)の宿泊単価の落ち込みが要因と考える。2020年の第1四半期はコロナ禍前であったことから、第1四半期を除く4月~12月の期間で見ると、2021年の宿泊単価の前年比は102.2%となる。

質問事項3

 次期観光振興計画の策定について、受け入れ側としては、対応できる準備期間を作っていただきたいと思うが、検討し、決定し、実施されるまでの期間についてはどのように考えているか。また、住みやすい、過ごしやすいと県が考える環境整備を標準化するための補助の検討をしていただきたいが、県としては目標ラインの設置はあるか。

回答3

 次期観光振興計画については、現行計画が令和5年度までとなっていることから、令和5年度中に検討・決定し、令和6年度から次期計画に基づいた事業の遂行を予定している。また、計画の進捗を図るためのKPIについても、令和5年度中に検討して次期計画に反映させる予定である。

令和5年度 観光魅力創出課 所管事業等について

次期群馬県観光振興計画策定に係るスケジュールについて

審議事項

「リトリートの聖地化」の推進について

【A委員】

  • ​旅行者の方々が地域を選ぶ際に、他の地域と何が違うのかという観点が大事なポイントになってきている。群馬県には温泉があるが、これだけでは新規顧客やリピーターの満足度を高められないので、ここで「リトリート」という、日頃の疲れをゆっくりとって、日常を離れて気分転換できるという姿が、地域の特徴とマッチするのではないかと思う。
  • また、「聖地」と言い切ってしまうことも大事である。リトリートを推進する地域は他にもあると思うが、ここで聖地と言い切って、地域全体でリトリートを推進し、その効果を地域で認識することも重要である。
  • 「3泊旅」の定着といった話もあったが、群馬県における旅行者の消費単価が全国平均と比較して1万円ほど低い調査結果も出ていることから、3泊していただくことは消費単価の喚起にも繋がる。
  • 旅行者が3泊4日で来られた際に、スポットの満足度だけではなくて、その地域の人達、特に観光事業者の方々のおもてなしの姿勢という観点は非常に重要である。長期滞在となると、ここをしっかりと地域全体で整えていく必要があることから、その考えるきっかけにも繋がっていくのではないかと思う。
  • 3泊旅の定着については、難しいのではなく、挑戦することが大事であり、他地域との差別化により、現状の改善項目と方向性が明確になると考える。

【B委員】

  • 群馬県の観光振興を考えたときに、観光消費額を伸ばすことが地域経済に潤いを与えるという観点で最終的なゴールの1つだと考えるが、滞在時間を延ばすことが観光消費額の上昇につながるという観点でいうと、その手段がリトリートなのではないかと考える。
  • そこで、提案として、現状の日本の文化として、3泊旅というのはなかなかハードルが高いと考えることから、あえて旅行期間の長いインバウンドで成功事例を作ってみてはどうか。
  • 海外、特にアメリカでは海外旅行期間が長期であることが多いが、インバウンドを取り込むにあたり、日本の特徴として、例えばアドベンチャーツーリズムの観点でいうと、体験ができる場所と宿泊できる場所の距離が近いという強みがある(例えば、アメリカでいえばアクティビティーの体験できる場所と宿泊施設自体が車で数時間離れているということがある)。そうした強みを活かして、まずインバウンドで成功事例を作り、その事例から日本人に長期滞在の過ごし方の参考例としてアプローチする形もあるのではないか。
  • もう1つの提案として、長期滞在による癒やされ方は人それぞれであるため、リトリートのメニューの絶対数を増やす必要があるが、その中で、高付加価値のものからお手軽に体験できるものまで幅広く用意し、狙いとしては高付加価値層を取り込んでいくことが必要であると考える。

【C委員】

  • 長期滞在ということについて、コロナ禍でワーケーション等のいろいろな旅の仕方が出てきたが、昔から温泉地には湯治の文化があり、温泉地にこもって仕事をされるなど長期滞在の仕方はあった。ただ、若い方達にとってはすごく新鮮なものだとも思うので、リトリートの聖地と言った時に、ターゲット層はどこか、また、どういった旅を提案していくのか、といった質問は多くの委員から寄せられたと思う。
  • 現状、リトリートの聖地といった姿が多様すぎて、言葉だけでなんとなくぼんやりしてしまうといった心配がある。旅の仕方を提案されないと動けない方も一定層いることから、そこを県として打ち出してほしいと考える。

【D委員】

  • リトリートについては、どれぐらいの需要があるのか、また、群馬県としてどういった方をターゲットとして想定されてるのか、そこを明確にしておく必要がある。不明瞭では届けたい人に届かないことになる。
  • 欧米等の訪日外国人旅行者は旅行日数が長いというのはその通りであるが、1ヶ所に滞在される場合には、リゾート地、例えばスキーリゾートやマリンリゾートというところになることから、温泉だけで1ヶ所に長期滞在という状況は難しいのではないかと考える。
  • 群馬県であれば、多くのスキー場があることから、インバウンドをターゲットにするのであれば、スキーと温泉という組み合わせで長期滞在を目指すべきとは思うが、雪質の関係から、北海道が人気であり、北海道が先行してる中で、群馬県としてどこまで取り組んでいくのかということを考える必要があると思う。

【観光魅力創出課長】

  • 群馬県としてお客様を受け入れるにあたって、消費単価をいかにアップしていくかというのは一つのテーマである。
  • リトリートについてメニューの多様化が必要だというご意見をいただいたが、それについても、まずはメニューを多く作り、そこから選んでもらえるような体制作りが必要であることから、各地域と連携して、リトリートに係るメニューの構築を進めていきたいと考えている。
  • インバウンドについて、来日される外国の方々にどうやって群馬県まで足を運んでいただくかということについて、アドベンチャーツーリズムの推進というものを大きなテーマに掲げている。令和5年度においては、国内で開催される世界的なアドベンチャーツーリズムのイベントにおいて、群馬県として情報提供することで、各国のアドベンチャーツーリズムの関係者に対し、群馬県の可能性をPRしていきたいと考えている。
  • スノーリゾートについて、北海道が先行していることはその通りであるが、群馬県の雪質も北海道と遜色ないということをまずは体験していただくことが重要であると考えている。また、群馬県には、夏場はウォーターアクティビティもあり、アドベンチャーツーリズムの中には文化体験も含まれていることから、群馬県の文化、日本の文化を改めて発信できないかということも検討している。
  • そういったところで、まずは情報発信を進めることで、国内外のお客様に群馬県でゆっくりと過ごしていただくことを目標に事業を展開していきたいと考えている。

【E委員】

  • リトリートと3泊旅がしっくりこないように感じていて、リトリートのターゲットが30代から40代の働き盛りの層ということであったが、そのような方々に3泊4日の旅を浸透させるのはかなりハードルが高いのではないか。
  • リトリートの聖地を作りたいのか、3泊旅を進めたいのかというところが少し分かりにくいように感じた。
  • リトリートのプログラムについては、まずは簡単に味わってもらい、もっと長く居たいなと思わせるような仕組みを作ってもらえればよいのではと感じた。

【F委員】

  • リトリートについて、言葉の定義や条件付けのような全体的なスローガンと、群馬県の各種施策がリンクすれば、それを推進する上でも非常に上手く発信できるのではないかと思った。
  • インバウンドについて言えば、Gunma Excellence施設登録制度とリトリートがリンクすれば、インバウンドにも波及できるのではないかと思った。
  • 宿泊施設側において、現在の価格帯で、1泊2食で来られていたお客様をそのまま3泊にシフトさせるのはなかなか難しいと思うので、例えば、官民協業するような宿泊施設をフラッグシップ施設として運営し、更にGunma Excellence施設登録と併せて推進していけば、インバウンドの取り込みや、群馬県の施策を分かりやすく発信していけるのではないかと感じた。​

【G委員】

  • 例えば、北海道だと距離も遠いので、ここまで来たのだから3泊するということになるのだろうが、逆に、群馬県は首都圏から近いので、首都圏の方々をターゲットにした時に、3泊の魅力については考えていかなければいけない。
  • また、関西の方々からよく指摘されるのはアクセスの問題である。駅からどこに行くのも距離があり、温泉地間の移動もストレートに行けないため、交通の課題に対しても注力していかなければいけない。
  • 群馬県の温泉について、日本に湧き出る全ての種類の温泉が群馬県にあることはあまり知られていないが、例えば、女性をターゲットにした時、知事が掲げる「健康」というのは「美」に繋がってくるので、各温泉地をこういう順番で巡るとこんな効果があるよといったことをもっと打ち出していく、そこに季節の農作物という「食」であったり、子育て層に対して親子向けの教育コンテンツだったり、若者のアイデアを入れたりなど、具体的に決めていかないと進まないが、でもすごく面白いことになるのではないかと感じている。
  • 温泉地へのアクセスについて、鉄道との連携だったり、もっとスムーズにアクセスするための交通手段の検討が必要である。車が無くても行けるんだという最初の動機付けを作っていかなければいけないし、もう一度来ていただくための仕組みづくりも検討していく必要があると考える。

【観光魅力創出課長】

  • 交通手段の問題は非常に悩ましいところで、バス交通などは利用者が多ければ本数多く走っていただけると思うが、利用者を増やすために乗客が少なくても走ってほしいというのも業界の体力的な部分で非常に難しく、その問題については考えていかなければいけない。
  • 旅行会社の方に聞いた話によると、関西圏から群馬県へのバス送客について、運転手2名体制での送客では運転手の単価も上がるため、1泊2食のツアーだと黒字化は難しく、そうすると2泊以上のツアーになるが、2泊以上のツアーとなると、関西圏の方の比較対象が、北海道や沖縄、海外旅行といったところになるため、それらにどのように勝って群馬に来ていただくかというのも課題としてある。
  • 北陸新幹線の延伸により、北回りで群馬県までアクセスできるようになったとき、それも一つの売り込み方として検討もできることから、先の長い話ではあるが、引き続き、対応していかなればならないと考える。

【H委員】

 ・群馬県は、先ほどの話があったように、ラジウム泉を除いたすべての種類の温泉があるので、温泉について伝えることができる温泉の解説者やガイドの育成を徹底したほうがよいと考える。

【B委員】

  • 日本でニューツーリズムと呼ばれるいろいろな新しい旅行形態が出てきているが、ツアーの参加者等のアンケートを見ると、体験や自然やおいしい食べ物という回答は勿論だが、ガイドさんの印象というのが旅の記憶として残ると回答する方が多い傾向にある。そのコンテンツが本来もつ価値やストーリーをしっかりと伝えてくれるガイドの役割(インタープリテーション)というのが非常に重要であると感じている。
  • ガイドの育成について、リトリートを推進するにあたって、リトリートの本質的なことを伝えられる人をリトリートガイドとして県が育成したり認定するような仕組みがあってもよいのではないか。若い後継者の育成にもなるし、旅の満足度の向上にも繋がると思う。

【D委員】

  • 群馬県が考えるリトリートとは、1つの宿泊施設に3連泊以上することなのか。それとも、群馬県内で3連泊以上してもらうことか、どちらなのか。
  • アドベンチャーツーリズムの話が出たが、アドベンチャーツーリズムというと、複数宿泊になるが、1ヶ所にとどまるよりは、周遊するものが多い。
  • また、リトリートと3泊旅の結びつきが分からないことから説明していただきたい。

【観光魅力創出課長】

  • ​リトリートについては、その目指す姿として、長期の宿泊旅の定着を考えているが、やはりそれを日本における旅行という中で進めた際に、一番実現性が高く、それでいて目標となる泊数を考えたときに、3泊旅という形を設定している。
  • 3泊の形について、基本的には同じ宿泊施設に泊まるということを想定しており、そこでゆっくりと3泊していただく、そのためのいろいろなメニューの作成というものを考えている。
  • ただ、それらはmustではなくて、長期の宿泊旅の定着に至る経緯はいろいろあるかと思うので、その中でどういった取り組みが実現できるのかということを考えながら、リトリートの聖地となるよう進めていきたい。

【C委員】

 ・ガイドというお話について、群馬県には薬務課が所管する温泉アドバイザーという資格があり、かなり昔からその制度があると認識しているが、リトリートの聖地化において、上級温泉アドバイザーでなくてもいいので、温泉ついて知識があり、それを広めていけるような取り組みというのも推進していただきたい。

【I委員】

  • リトリートのターゲット層について、なぜ、時間もお金も余裕のあるシニア層をターゲットにしないで、現役の30代~40代をターゲットにするのかと疑問に思い、考えた時に、確かにシニア層をターゲットにするのは他にも事例があるかもしれないので、だとすると、30代~40代がリトリートで3泊するなら、「ゆっくりする」というキーワードは子育て中のファミリー層には響かないと思う。ゆっくりしたら子供はつまらなくなって騒いでしまうので、ゆっくりなどはできない。
  • ファミリー層にはアクティブな癒やし、例えばデジタルデトックスになるような、ゲームばかりではなく外で遊んでほしいと思っている親をターゲットにしたり、じっとしていられない子供達が自然の中で行動することで、家に帰っても精神的・体力的に少し落ち着くといった子供にとってプラスの変化があるということであれば、ファミリー層にも響き、ターゲットを絞ったプロモーションもできるのではないかと思う。
  • またファミリー層でない、独身の現役世代に対するアプローチということであれば、高付加価値な提案もできるように、リトリートという言葉がすごく広い範囲を捉えているので、ちゃんとターゲットを明確にしながら、伝わるメッセージを発信していけば、本当にあらゆる層がリトリートできる群馬県になるのではないかと思う。

【J委員】

  • 群馬の魅力は本当にいろいろあって、いろいろな分野のコラボレーションができる可能性があると考えている。
  • リトリートで3泊してもらうために、中2日間をどう過ごしてもらうのかというのは課題であり、その過ごし方について、旅行者は提案されたい、選びたいという思いがあると考える。提案されないと消費意欲も沸かないのではないか。
  • そこで、群馬の魅力の棚卸しが必要で、またそれらを組み合わせて、各属性に応じた過ごし方の提案をしていかないとリトリートの定着は難しいと考える。

【K委員】

  • リトリートで3泊という話を聞いたときに、結構難しいのではと思ったが、以前に「旅の手帖」で「2泊3日温泉主義」という特集が好評で、2回ほど特集したことから、3泊のハードルはすごく高いが、商機はあると思うし、リトリートの聖地と言い切ることで、地域全体で考えていけるのではないかと思った。
  • 旅行者は旅の仕方をセレクトしたいという思う一方で、多様過ぎると逆に選べないという、その情報のバランスとか打ち出し方が難しい。
  • ターゲットについても、あまり絞り込まないほうがいいのではと思う。ただ、情報を打ち出す時に、ターゲットに応じて、PRの時期や手法や群馬での過ごし方の提案を検討していくことが必要だと思う。
  • また、連泊について、同じ宿に連泊するよりも、群馬県の魅力は温泉だと思うので、転泊することでいろんな温泉を楽しむというのもよいのではないかと考える。

【L委員】

  • 業界においても連泊には挑戦していて、ただ、非常に難しい状況にあることから、このリトリートを群馬県全体で考えてやっていくことはとても重要なことだと考えている。
  • コロナ禍になって3年となり、これから観光業も従来と違うフェーズに入っていくのだと思うが、行政はコロナ後の姿についてたくさん分析してきたと思うが、現場もコロナ禍に応じた対応を非常に苦労しながらこれまでやって来られてきたのだと思うので、行政が掲げる先進的な取り組みと、現場の感覚との差があるとすると、それを埋めるためには、官民一体となって議論を重ねながら、ともに観光振興のために努力して行く必要があると考えるので、引き続き、よろしくお願いしたい。​

【戦略セールス局長】

  • ​委員の皆様には、様々な観点から御意見をいただき、感謝申し上げます。
  • リトリートについては、群馬県をどうやったらもり立てていけるのか、どうやったら勝ち残っていけるのか、そういった観点から、群馬県に力をつけたい、観光に力をつけたいというところで、スタートした考え方である。
  • 委員のご発言にもあったとおり、観光消費額を上げるというのも大きな一つの目的であり、その方策の一つということでもある。
  • ただ、群馬県として、リトリートという言葉を言いつつも、そのリトリートを進める意図や想いの周知が足りてない部分があったことは反省点であり、そういう観点で、引き続き取り組んで参りたいと思っている。
  • 群馬県は、特に首都圏に近いということがあり、旅行者の滞在時間が短く、観光消費単価がなかなか上がらないことが大きな課題であったが、本当はもっと価値の高いもので対価を得られるのではないか、そういった答えの一つとしてリトリートがあるのではないかというところで、今、取り組みを始めている。
  • リトリートで連泊というのは、地域によって強みがあり、そこからストーリーができて、ターゲットが明確になるという姿が理想であると考えている。そこに対して、行政の役割として、地域のストーリーを実現するために必要なことや課題に対し、補助という制度の中で支援できないかと考えている。
  • 公共交通機関の課題に対しても、その移動自体、歩いて動くということを目的にしてもよいのではないかという話もあった。地域に点在する魅力に対し、徒歩で巡るコースなどを提案することで、その移動を含めたメニューを提案することもできるとも考えている。
  • ただ、それらがある程度机上論で考えられている部分もあることから、地域の意見を伺いながら、議論を重ねながら、リトリートの聖地を作り上げていきたいと思っている。

(5)その他

意見なし