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病害虫発生予察情報 概要版(令和4年5月予報)

更新日:2022年5月12日 印刷ページ表示

病害虫発生予察情報 概要版(令和4年5月予報)(PDFファイル:916KB)

5月5日発表 気象の1か月予報(気象庁発表)

  • 平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
  • 平均気温は平年並の確率40%、降水量は平年並または多い確率40%、日照時間は平年並または少ない確率40%です。

5月の病害虫予報 注目ポイント

麦類 赤かび病…発生量:やや多(コラム参照)

発生しやすい気象が予報されています。コラムを参考に被害粒の混入を防ぎましょう。

麦類 うどんこ病…発生量:やや多

発生しやすい気象が予報されています。上位葉への進展に注意してください。

果樹類 チャバネアオカメムシ…発生量:やや多 発生時期:やや早い

平年に比べ早い時期からトラップでの誘殺数が増加しています。
収穫期直前のウメ、オウトウで特に注意が必要です。

アブラムシ類 …発生量:やや多

有翅アブラムシのトラップでの誘殺数が平年に比べて多くなっています。
一部の作物で発生量がやや多くなっています。
早期防除や、野菜などのは種・定植時に殺虫粒剤を施用するなど対策をしてください。

水稲 縞葉枯病…発生量:平年並

コシヒカリやひとめぼれを栽培する場合、ヒメトビウンカに効果のある箱施用剤を使用しましょう。

【コラム】 <麦類>赤かび病の発生に注意してください

出穂期以降、赤かび病が発生しやすい気象で経過しています。今後1か月も降水量が多く、日照時間が少ない傾向が予報されており、この先1週間も曇雨天が予報されています。

  1. 防除が間に合う場合は2回目の防除を行ってください。2回目の防除時期は1回目の防除の7~10日後です。
  2. 赤かび病が発生したら刈り分けを行うなど、被害粒が混入しないようにしてください。食用麦の赤かび粒混入割合基準は1万粒に5粒未満です。

図は群馬県の天気予報 5月10日前橋地方気象台発表画像
群馬県の天気予報(5月10日前橋地方気象台発表):気象庁のホームページから引用

その他の病害虫

その他の病害虫一覧
作物名 病害虫名 発生時期 発生量 特記事項
イネ イネミズゾウムシ 昨年の発生量は平年並。
ナシ 赤星病   胞子の飛散が平年より早く完了する見込み。
ナシヒメシンクイ   越冬世代のトラップ誘殺数は平年に比べて多い。第一世代の誘殺ピークは6月上旬頃であるので注意する。
施設果菜類 灰色かび病   発病した葉、花、果実は伝染源となるので、速やかに取り除き、施設外で適切に処分する。
トマト
キュウリ
コナジラミ類   トマト黄化葉巻病、キュウリ退緑黄化病のウイルスを媒介するので注意が必要。
キュウリ ベと病   草勢の衰えと多湿条件で発生量が増加する。
適切な肥培管理と湿度管理を行う。
褐斑病   多湿条件下では発生量が増加するので適切な湿度管理を行う。
うどんこ病   多発してからの防除は効果が劣る。
早めに防除を行う。
アザミウマ類   キュウリ黄化えそ病のウイルスを媒介するので注意が必要。
施設ナス ハダニ類   気温の上昇に伴い発生量が増加するので、早期発見、早期防除に努める。
アザミウマ類   気温の上昇に伴い発生量が増加するので、早期発見、早期防除に努める。
夏秋キャベツ
(高冷地)
コナガ   苗へのコナガの寄生が心配される場合は防除を行ってから採苗する。
初期防除を徹底し、生育期中盤以降の被害拡大を防止する。

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