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【電気柵を設置している方へ】加害動物の生態について

更新日:2017年8月9日 印刷ページ表示

 対策は、相手の目線に立って講じることが基本です。まずは加害動物の生態を良く知り、効果的な対策を行いましょう。

イノシシ

イノシシの画像
イノシシ

食物

 雑食性で、人間が食べるようなものは何でも食べます。
 イモ類、タケノコ、イネなど。

能力

 成獣は1メートル以上の跳躍力があります。また、20センチメートル程度の隙間は潜り抜けることができます。

繁殖

 年1回、春に4~5頭出産します。このうち約半数が成獣に成長するといわれています。

特性

 「猪突猛進」はパニック時の姿で、普段は警戒心が強く臆病です。

行動

 夜行性ではありません。昼間は人間を警戒して出てきませんが、安全だと分かると昼間でも出没するようになります。
 防護柵などの障害物は、まず隙間や下をくぐり抜けようとします。

対策

 電気柵は3段以上のものを使用します。金網柵やトタン柵も効果があります。ネット柵では破られる心配があります。

ニホンジカ

ニホンジカの画像
ニホンジカ

食物

 草食性で、植物はほとんど何でも食べます。1日に3キログラムの植物を食べるといわれています。

能力

 助走なしで1.5メートルの跳躍力があります。

繁殖

 1年に1回、5~6月ごろに1頭出産します。満1歳で性成熟し、毎年出産するといわれています。

特性

 昼夜を問わず、2~3時間採食、2~4時間反芻するリズムを繰り返しています。

行動

 夜行性ではありません。防護柵などの障害物は、まず隙間や下をくぐり抜けようとします。

対策

 電気柵は5段以上のものを使用します。金網柵やネット柵は1.5メートル以上のものが目安です。

サル

サルの画像
サル

食物

 雑食性で、カボチャ、トウモロコシなど甘くて栄養価の高いものを好みます。

能力

 木登りとジャンプが得意です。学習能力が高く、農作物の味を覚えていくので、被害が広がっていきます。

繁殖

 2~3年に1回、春に1頭出産します。栄養状態が良いと、毎年出産するといわれています。

特性

 群れで行動しており、行動範囲が定まっています。

行動

 日の出から日没までの明るい時間に活動します。基本的に、夜間は行動しません。

対策

 電気柵は、7段以上もしくはネット状のものを使用します。金網柵やネット柵は登られてしまうため、効果がありません。金網柵の場合は、電気柵との複合柵にすると効果が高まります。

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