【7月】ヤマトイモの産地振興

太田市は全国有数のヤマトイモ産地です。土壌消毒安全実施のための巡回や新しい肥料の効果検証、地域の子供たち向けの学習会等を行い、ヤマトイモ産地の振興を図っています。

1　ねらいと背景

太田市はヤマトイモの生産が盛んで、全国に知られる有数の産地です。地域の特産品であるヤマトイモを次の世代に残していくため、ヤマトイモ生産者や市役所、JA、商工会等関係機関と連携しながら、様々な産地振興を行っています。

2　取り組み内容

4～5月は、土壌消毒剤の安全・適切な使用を生産者へ啓発するため、市役所やJAと連携して生産現場の土壌消毒巡回パトロールと資料配付を行いました。5月17日のヤマトイモ販売戦略会議では、関係機関でPRの方向性について話し合いました。7月10日の栽培講習会では、今後の栽培管理や農薬の適正使用について情報共有し、産地として安全性の高い栽培を目指しています。7月13日には、地元の若手ヤマトイモ生産者が講師となり、尾島小学校の児童を対象に「ヤマトイモ学習会」を開催して、栽培の歴史や栽培方法について理解を深めてもらいました。
また、バチルス菌を含む有機質肥料について産地での利用が期待されており、基肥に用いた場合の品質や収量への影響を確認するため実証ほを設置しました。今後、生育量や収量の調査を行い、生産部会で結果を検討していきます。

3　今後の方向

安全・適正なヤマトイモ栽培の推進に向け、今後も市役所やJAと連携しながら支援を継続していきます。

​　土壌消毒適正実施啓発のぼり旗の設置
​
　肥料試験実証ほの様子