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平成26年地価調査結果
価格判定基準日
平成26年7月1日
県内の地価動向の概況
1 概況
平成26年地価調査では、全用途の(対前年)平均変動率は-2.3%(前年-3.9%)となりました。
平成5年に下落に転じて以降、22年連続の下落となりましたが、県内景気の緩やかな回復を背景に、3年連続で下落率は縮小しました。
2 用途別平均変動率
用途別の平均変動率は、住宅地-2.2%(前年-3.8%)、商業地-2.3%(前年-4.1%)、工業地-3.2%(前年-5.2%)であり、全ての用途において前年より下落率が縮小しました。
3 変動率プラス地点
変動率プラスの地点は26地点(住宅地18地点、商業地8地点)です。プラス地点が現れたのは2年連続です(前年住宅地3地点、商業地0地点)。
なお、変動率0%の地点は22地点(住宅地14地点、商業地8地点)です(前年住宅地5地点、商業地7地点)。
4 住宅地の状況
住宅地については、居住環境の優れた地域や利便性の良い地域で需要は回復しており、高崎市で地価の上昇を示す地域に広がりが見られたほか、前橋市、伊勢崎市、太田市及び吉岡町においても地価の上昇する地点がありました。
このほか、下落となった地点についても、市中心部をはじめ、ほぼ全ての地点で前年より下落率が縮小しました。
5 商業地の状況
商業地については、高崎駅東口付近で需要の底堅さを背景に地価が上昇したほか、太田市中心部においては、一部企業の業績好調を背景として地価が上昇しました。
また、前橋市においても、前橋駅北口付近で地価が上昇した地点がありました。
このほか、下落となった地点についても、ほぼ全ての地点で前年より下落率が縮小しました。