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高崎競馬場跡地利活用有識者検討委員会 第3回委員会概要

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

1 日時

平成21年7月6日(火曜日)10時~12時

2 場所

高崎市役所31会議室

3 出席者

(1)委員

(座長)大宮 登 高崎経済大学副学長

 小竹 裕人 群馬大学社会情報学部准教授

 土屋 和子 パリッシュ出版株式会社代表取締役社長

 原 浩一郎 高崎商工会議所会頭

 松野 仁 独立行政法人都市再生機構理事

 湯沢 昭 前橋工科大学工学部教授

 横島 庄治 NPO法人環境システム研究会理事長

(2)群馬県・高崎市

  • 県:中野企画部地域政策課長、高草木西部県民局西部行政事務所長、総務部管財課、農政部農政課、県土整備部都市計画課
  • 市:木部副市長、曽根市長公室長、白石市長公室企画調整課長、金井財務部財政課長、小林農政部農林課長、小林都市整備部都市計画課長

4 議事概要

(1)説明

ア 那覇新都心地区の事例

(独)都市再生機構よりゲストスピーカーをお招きし、先進事例として、同機構が取り組んできた「那覇新都心開発整備事業」について御紹介をいただいた。

概要

那覇市の中心部に隣接した「米軍基地跡地」を、沖縄県及び那覇市の発展を支える新しい都市拠点として、商業・業務・行政の各種中枢機能、総合公園と一体となった文化機能、高水準の住宅地等の複合的機能を有する魅力ある新都心として再生しようとする事業。

  • 区域面積:約214ヘクタール(元米軍用地:192ヘクタール)
  • 権利者数:約3,500人
  • 筆数:約5,600筆

イ 先進事例調査報告

導入機能の実現可能性の議論に資するため実施した先進事例調査について、事務局より報告を行った。

資料 高崎競馬場跡地利活用に係る先進事例調査総括表(PDFファイル:20KB)

  1. 旧盛岡競馬場跡地(岩手県盛岡市)
  2. 金沢市民芸術村(石川県金沢市)
  3. グランシップ(静岡県静岡市)
  4. ユアテックスタジアム仙台(宮城県仙台市)
  5. 岐阜メモリアルセンター(岐阜県岐阜市)
  6. 長良川国際会議場(岐阜県岐阜市)
  7. ビッグパレットふくしま(福島県郡山市)
  8. 朱鷺メッセ(新潟県新潟市)
  9. いしかわシティカレッジ(石川県金沢市)

(2)協議概要

  • 競馬場跡地を一体利用する可能性があるのであれば、事前にどのような土地整理の方法が良いのか、考え方として持っておく必要がある。
  • 那覇の事例紹介の中で、民有地の固定化・組織化という話が出たが、高崎競馬場跡地の場合もそのことが問題となる。用途検討が先か土地の問題が先かの議論はあるが、同時並行的に進めるにしても、組織化というのは避けて通れない。是非優先して、少なくとも土地所有者の意向調査など始めていただきたい。組織化については、LLP(有限責任事業組合)制度というものがある。これは土地を現物出資して土地の管理会社を設立するもので、いろいろとメリットがあるようだ。土地所有者が全部賛成というわけにはいかないと思うが、是非意向調査など始めていただきたい。
  • 競馬場跡地は接道条件が悪いので、急いでやらなくても開発されない、だからのんびりでいいという発想ではなく、今の条件は逆に言えば良い条件だからその幸いな条件の中で早く解決する時期であると考える。県には、そういった認識がほしい。せっかくこの検討委員会で皆さんお集まりをいただき、知恵を集めようとしているので、そこのところは外さないようにお願いしたい。
  • 先進事例調査を実施して、それなりに問題もあるが、それぞれに面白い。もしその中で検討委員会で視てほしい施設を一ヵ所選べと言われたらどこを選ぶか。現地を見てきた結果、この施設だと率直な感触を持っていれば教えてほしい。
    [事務局]事務局として、ここが県・市の推薦ということは申し上げにくい。
  • 私は、静岡芸術劇場(グランシップ)である。サッカー場もコンベンションもその他のスポーツ施設もそれぞれ魅力はあるが、県民・市民の長い歴史の中で育て上げてきた群馬交響楽団の拠点性というのは、文化的経済学からいって失ってはいけない視点だと思っている。群馬交響楽団の拠点がここにあるということは、全国における高崎市民・群馬県民にとっての最大のアドバルーンであり、心の拠り所であり、歴史的希少であると、そういうことで心情的に攻めていくほうが、いろいろなものを羅列して良さそうなものを取るという時代の流れに対する反応力も大事だが、この歴史的財産をどうするか、群馬県民の歴史遺産としての群馬交響楽団の位置づけをここへ当てはめるという意味で言うと、グランシップ(静岡県静岡市)のケースは面白いと考える。なお、グランシップの事例で、収支状況が数億の赤字という説明があったが、長い歴史で見れば、そういう赤字は文化行政費として飲み込めるんだという視点も必要と考える。
  • グランシップを一度、検討委員会で視察してきた方がいいのではということだが、他に高崎競馬場跡地と同じような立地ということでビッグパレット(福島県郡山市)なども一見に値するかと思う。委員の視察については、今後の課題である。
  • 巧くいっている事例は、最初にどういう位置づけにしていくのか、目的意識の共有というものが当初から明確であったのだと思う。競馬場跡地を何にするかということ以前に、群馬県・高崎市として何をもって全国にアピールしていくのか、強いテーマ設定が当然必要になってくるのではないかと思う。そこが揺らいでしまうと、実際ハード的なものを造ることで終わってしまい非常にもったいない気がする。それをきちんと築いていくためには協議会が必要で、また、並行して地権者の問題の解決にも早期に取り組む必要がある。

(3)その他

次回は、9月上旬に開催することで日程調整することとされた。

-以上-

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