【7月】桐生・みどり地域の農業振興を考える

桐生市農業地域振興会議・みどり市中山間地域振興会議の開催

東部農業事務所　桐生地区農業指導センター

　群馬県農業農村振興計画において「地域資源を生かした中山間地域の振興」への取組み3年目の中間年を迎えました。桐生市・みどり市・ＪＡにったみどりと情報共有、方向性の確認・検討等を行い、効果的な事業推進に向けた振興会議を開催しました。

1　ねらいと背景

　桐生市及びみどり市の中山間地域では、農業者の高齢化による担い手の減少、鳥獣被害による生産意欲の減退等により遊休農地が増加しています。
　遊休農地の未然防止には、農業者の生産意欲を維持し農業生産が継続されるように地域にあった支援を行うとともに、新たな担い手の定着と経営の安定化等に対する支援も必要です。

2　取り組み内容

　みどり市は6月14日にみどり市大間々庁舎において、桐生市は6月23日にみどり市農林業センターにおいて、指導センターが企画し会議を開催しました。両会議とも、市やＪＡにったみどりの担当者らが一堂に会し、農業のグリーン化推進など今年度の農業施策をはじめ、新規就農者対策・地域特産品などの生産振興に関する取り組みを報告し合いました。両市からは地域おこし協力隊員の活動や移住・定住の現状等の説明があり、地域の担い手候補として期待が高まっていることが伺われ、定着支援を進めることとしました。
　また、高齢化が進み農業者の減少や有害鳥獣の問題が深刻である一方で、就農相談の件数が微増化している現状を示し、相談者からの確実な掘り起こしに向けた連携強化や地域が求める担い手像を具体化していく必要性を提起しました。

3　今後の方向

　両市とも本会議を契機に各担当者が連携し、情報共有を行い、振興や解決に向けた検討を進めます。

桐生市農業地域振興会議