10月　「先輩農家の畑を見て歩こう会」の開催

先輩農家が実践している栽培技術や経営管理のポイントを学びました

要約

　新規就農者を対象とした、先輩農家のほ場見学会を9月13日に開催し、6名の参加がありました。新規就農者は、先輩農家の実践事例を自身の経営に活かしていきたいと決意を新たにしていました。

1　ねらいと背景

　新規就農者の地域への定着と経営の確立を支援する目的で、当指導センターでは、概ね就農5年目までの新規就農者を対象に、就農10年目程度の先輩農家のほ場を見学する研修会を令和2年度から開催しています。また本研修会には、農業経営士等の地域農業のリーダーに参加していただき、助言機会を設けました。

2　取り組み成果

　ほ場見学では、観光イチゴ園を経営している生産者及びJAインショップに周年で多品目の野菜を出荷している生産者からほ場でお話をうかがいました。参加者は、作業日誌の記帳や振り返りの重要性、経費の捉え方、周年で出荷できる品目の組み合わせや年間作業体系等について、実例からヒントを得ていました。
　また意見交換の中では、地域農業のリーダーから新規就農者に対して「自分も就農当初は技術習得に苦労した。焦らず着実に身につけてほしい」等の励ましの声が寄せられました。

3　今後の方向

　農作業安全や経営管理、農薬適正使用等を内容とする農業経営者基礎講座を9月～10月に全4回開催し、新規就農者の定着支援を行います。

イチゴ生産者のほ場見学

野菜生産者のほ場見学