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ネギ・タマネギの黒腐菌核病の講習会を開催 ~ネギの産地維持に向けて~

更新日:2022年6月15日 印刷ページ表示

北群渋川地域のネギは古くからの産地で、近年は土壌病害の黒腐菌核病の発生が問題となっています。地域で取り組むべき課題として、どのように防除していくか確認を行いました。

1 ねらいと背景

 北群渋川地域はネギ、タマネギの生産が盛んで長ネギ(夏ネギ、秋冬ネギ)は県の指定産地となっています。ところが、土壌病害である黒腐菌核病の発生が十数年前に認められて以降、徐々に発生が拡大し現在はほぼ全域で発生が確認されています。本病に感染したネギ、タマネギは出荷不可能であり深刻な問題となっています。

2 取り組み内容

 令和4年6月8日にJA北群渋川営農センターで講習会を行い、33名が参加しました。指導センター担当者を講師として、本病の発病メカニズム、防除のタイミング、耕種的防除と化学的防除を組み合わせた総合的な対策について解説しました。参加者からは、菌核が隣のほ場に移動することはあるのか、ほ場から菌核をなくすことは出来るのかなど様々な質問があがりました。どこのほ場で発病してもおかしくない状況の中で、地域ぐるみで対策を行うことの大切さを再確認しました。

3 今後の方向

 ほ場巡回を通じ、その生産者に適した防除方法について指導を行う予定です。また8月に2回目の黒腐菌核病の講習会を開催し、防除効果の高い土寄せ時のタイミングで防除の必要性について再度呼びかける予定です。

(画像)説明に聞き入る生産者
説明に聞き入る生産者