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令和5年度普及現地情報(令和5年6月)

更新日:2023年10月27日 印刷ページ表示

令和5年度第1回担い手担当者会議の開催~新規就農者支援のために~

 令和5年度第1回担い手担当者会議を開催し、新規就農者支援について関係機関と協議及び情報交換を行いました。

ねらいと背景

 新規就農者支援にあたっては、市町村やJA等、関係機関との連携が必要です。また、新規就農者の支援策等については共通の認識を持ち、一体的な支援体制の確立が必要であることから担い手担当者会議を開催しました。

取組の成果

 5月19日に5市町村の担い手担当とJA、農林中金、日本政策金融公庫、農業公社、農業会議の担当者が一同に会し、今年度の新規就農者支援について協議と情報交換を行いました。
 年度始めということで新任者も多く、就農相談の方法や青年等就農計画の作成支援について資料を元に説明し、関係機関の情報共有と一体的な支援を行うことが重要という意思統一をはかりました。また、農業会議から雇用就農資金や農業者年金についての説明があり、今後の新規就農者支援に活かせる情報提供がありました。
 情報交換の場では、各市町村が抱える問題について積極的な発言がありました。各市町村共通の課題として、5~10年後に空き農地が増える見込みで、今後はより新規就農者の支援が重要であることがわかりました。

今後の方向

 秋には2回目の担い手担当者会議を開催します。共有した情報を元に関係機関が一丸となり地域の担い手を確保していきます。
 また、10月以降に新規就農者を対象とした農業基礎講座や簿記講座を開催し、新規就農者支援を行います。
新規就農者支援について協議する出席者画像
担い手担当者会議の様子

ドローンによる水稲の湛水直播栽培

 利根沼田管内では、ドローンによる水稲の湛水直播栽培の試みが行われています。今回、「稲姫ファーム」では、安定した苗立ちに効果のある新コーティング剤を処理した「コシヒカリ」種子と中山間地向け品種「ミネアサヒ」種子のドローンによる播種試験を実施しました。

ねらいと背景

​ 近年高齢化による農業法人でのオペレータ不足や耕作放棄地の増加などが深刻化しており、労働負担や作業時間の短縮化などが求められています。ブランド米「稲姫」を生産している「稲姫ファーム」では、重労働である苗運びや育苗管理の簡略化、田植え時間の削減を図るため、数年前からドローンによる水稲の湛水直播の試みを進めています。

取組の成果

 「稲姫ファーム」のドローンによる播種は、5月8日と24日に行われました。8日は農薬メーカーによる新コーティング剤を処理した「コシヒカリ」、24日は鉄コーティング種子による「ミネアサヒ」の栽培試験を兼ねての播種となりました。播種量は新剤を使用した籾で3キログラム/10アール程度と少なく、播種時間は、約5分/10アールで、通常の田植機による移植と比べても圧倒的に短い時間で終了しました。

今後の方向

 播種後の苗立ちや雑草発生状況などを確認し、関係機関と連携して安定した生産ができるよう支援していきます。
水稲種子を播種するドローン画像
ドローン播種の様子​