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令和5年度普及現地情報(令和5年8月)

更新日:2023年10月27日 印刷ページ表示

情報発信力向上講座の開催~ほ場での撮影技法の習得~

 利根沼田管内の女性農業者を対象として昨年度に引き続きSNSを活用した情報発信力向上講座を開催しました。今年度は実際にほ場での撮影方法を学び、農産物の撮影技法などを習得しました。

ねらいと背景

 利根沼田管内では一昨年度より「SNSを活用した情報発信」をテーマに研修会を実施しています。昨年度は雨天により室内での撮影研修となったため、今年度はほ場での撮影方法を学びました。

取組の成果

 昨年に引き続き農業カメラマンの網野文絵さんを講師として招き、実際にほ場で栽培されている農作物の撮影方法を学びました。被写体が陰にならないよう角度や障害物を調整したり、白いタオルや霧吹きなどを使用し、新鮮さを表現したりと様々な技法を習得しました。撮影実習では生産者各々、スマートフォンで農作物を撮影し、その都度アドバイスを受けるなど活発な研修会となりました。
 その後、ブランド推進課より生産者向け産直ECサイトの活用について説明がありました。スマートフォンで販売物を撮影するなど、今回の研修内容と関連するところもあり、有意義な会となりました。

今後の方向

 今後は撮影した写真の投稿方法やSNSの運用など、実際に情報発信する際の知識・技術を学び、資質向上を目指します。
撮影技法の実習をする参加者画像
実習の様子

集落ぐるみの獣害対策支援~皆で考える獣害対策~

 みなかみ町中村地区で、サル対策委員会・関係者による集落環境調査を行い、課題の洗い出し、今後の対策を検討しました。

ねらいと背景

​ みなかみ町中村地区は、リンゴを中心にモモ、エダマメなどが栽培されていますが、3年前よりサル被害が拡大しています。
 そこで、昨年、農業者を中心としたサル対策委員会が設立され、獣害対策勉強会や先進地視察を実施しており、リンゴ作業の繁忙期前に委員会と関係者が集まり集落環境調査を行いました。

取組の成果

 7月26日に中村サル対策委員会(農業者、猟友会員、自治会役員)、関係機関(町有害鳥獣対策センター、県鳥獣害支援センター等)の19名で集落環境調査を行いました。電気柵の電圧の確認や獣の侵入状況等を確認しました。
 環境調査後、ワークショップにより課題・問題点の洗い出しを行ったところ「電気柵の点検」「IOTカメラの導入」「ワナの管理」等を取り組むことになりました。暑い中での調査・検討でしたが、参加者からは「他の方の電気柵を見て、設置や管理方法の参考になった」との声も聞かれました。

今後の方向

 獣害対策で特にサルは、追い払い等地域全体での取り組みが効果的なことから、連携が図れるよう支援していきます。
電気柵の設置状況を確認する生産者画像
電気柵設置状況の確認