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令和5年度普及現地情報(令和5年9月)

更新日:2023年10月27日 印刷ページ表示

県内イチゴ農家にウイルスフリー苗を配布しました~県育成イチゴ品種の生産安定を目指して~

 生産管理指導会などを通じて栽培指導を行い、県内イチゴ生産者から要望を受けた約2万4千本のウイルスフリー苗を確保し、配布しました。

ねらいと背景

 イチゴは主に栄養繁殖で増殖されており、同一苗による栽培を続けた場合、途中で病害に罹病し生産性が低下することがあります。そのため、イチゴ生産農家では、随時ウイルスフリー苗に更新することで、安定生産を図っています。
 管内農家で構成される生産組織では、県園芸協会の委託を受け、県関係機関と連携し、ウイルスフリー苗を生産しており、県内農家へ、県育成イチゴ品種「やよいひめ」「おぜあかりん」などの苗を安定的に供給しています。

取組の成果

 令和5年4月から8月に月1回(計5回)、関係機関と連携し、生産管理指導会を開催しました。今年度は新たにバンカーシート(天敵製剤)の活用や、育苗管理データの蓄積のために温湿度計を設置しました。また、生産管理指導会には、苗生産農家組織を後継する予定の新規就農者も出席し、栽培管理概要などの資料を配布して、情報共有に取り組みました。その結果、8月26日には県内農家へウイルスフリー苗を無事に配布することができました。

今後の方向

 本年度のような夏季の高温が今後も懸念されることから、その対策に取り組むとともに、病害虫防除や液肥の成分測定などの支援を行います。また、後継者育成と安定的なウイルスフリー苗の提供により、県育成イチゴ品種の生産支援と全県下のイチゴ農家の経営安定に取り組みます。​
採苗を待つウイルスフリー苗の画像
採苗を待つウイルスフリー苗