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令和5年度普及現地情報(令和5年12月)

更新日:2023年12月25日 印刷ページ表示

片品花き出荷反省会の開催~秋色ミナヅキが2023年花きトレンドの頂点に~

 利根沼田農業事務所普及指導課ではJA利根沼田と協力して市場担当者を交えた出荷反省会を開催しました。また、大田花き市場のフラワー・オブ・ザ・イヤー・OTA2023にて秋色ミナヅキが最優秀賞を受賞しました。

ねらいと背景

 片品地域は冷涼な気候を生かした切り花や枝物の生産が盛んで、特に枝物アジサイは全国有数の産地として有名です。JA利根沼田尾瀬アジサイ生産部会は、今年もシーズン終了後に市場担当者を交えた出荷反省会を開催し、販売力強化に取り組みました。

取組の成果

 11月27日に出荷反省会を開催し、6社8名の市場担当者を招集しました。部会からは役員と関係者計6名で参加しました。市場からは品質の高さや目揃い会実施による色目改善などを評価していただいたほか、異常気象対策への要望や需要動向を踏まえた出荷規格の提案等もあり、次作に繋がる充実した会議となりました。
 また、反省会にも参加していた国内最大級の花き卸売会社である大田花き市場の表彰制度「フラワー・オブ・ザ・イヤー・OTA2023」において、部会の秋色ミナヅキが最優秀賞を受賞し、12月8日に表彰されました。この制度は大田市場に流通した約20万品種からトレンドを色濃く反映した花が選出されるものであり、県内で初めての最優秀賞になります。

今後の方向

 上述の受賞による認知度向上や枝物需要増加により、産地の注目度はさらに上がると考えられます。これまで築き上げた尾瀬片品ブランドを維持するためにも、今回の反省を来年度に活かし、高品質、安定生産を目指します。

秋色ミナヅキの写真
秋色ミナヅキ

令和5年度学校連携就農研修会の開催~将来の担い手育成のために~

 利根沼田地域における農業の担い手確保・育成のため、管内の農業系高等学校である群馬県立利根実業高等学校(以下、利根実業高校)と連携して、情報交換会と農業経営士の現地視察研修会を開催しました。

ねらいと背景

 農業を主産業とする利根沼田地域の担い手確保・育成を目的として、利根実業高校と連携し、在校生徒の進路状況等の情報交換を行うとともに、教職員の皆さんを現地視察に招き、管内の生産現場に対する知見を広げてもらっています。

取組の成果

令和5年11月30日に研修会を開催し、利根実業高校の教職員14名、普及指導課6名の参加がありました。情報交換では生徒の就農希望アンケート調査結果や進路希望状況等をうかがいました。農業事務所普及指導課からは、今年度の新規就農者の状況や、若い担い手に対するフォローアップ、基礎講座の開催、農業簿記講座による経営力向上支援等の紹介を行いました。
 続いて、現地視察では、沼田市利根町で「露地野菜と観光リンゴ園複合経営」に取り組む農業経営士と沼田市白沢町で「家畜の福祉に力を入れた酪農経営」に取り組む利根沼田農業経営士会長の農場で各々の取組について学びました。利根実業高校には果樹園があることや、家畜審査協議会乳牛部門優勝の実績などもあるため、研修会では多くの質問が出され、見聞を広める有意義な研修会となりました。

今後の方向

 利根実業高校との交流を行い、連携を密にすることで、担い手候補者の情報交換や就農状況の調査等を円滑に進められることから、これからも継続して合同の研修会等を実施します。

経営士会長の牧場を視察する参加者の写真
利根沼田農業経営士会長の牧場