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2月 農業女子セミナーまえばし専門コースB を開催
米づくりあっての餅づくり
若手女性農業者の農業経営や生活設計のスキルアップを目的に、農業女子セミナーまえばしの専門コースBを開催しました。専門コースBでは6次産業化をテーマに、先輩起業者から実践事例を学びました。
ねらいと背景
女性農業者や起業者が農業経営を行う上で必要な知識・技術等を学び、情報交換を通じて、女性農業者間のつながりを深めることを目的として開催しました。また、地域資源を活用した商品開発や加工品の衛生管理について、先進農家の実践事例を学び、資質向上を図ります。
取り組み内容
1月30日、(有)ヤバタファームにて、矢端夫妻を講師に研修会を開催しました。研修会には5名が参加し、ヤバタファームの経営発展概況、HACCPへの取り組み、6次産業化に向けての心構え等を学びました。ヤバタファームは、米麦栽培を主業とした農家であり、冬期のみ餅加工を行います。また、自社で生産した餅米で餅加工を行っており、米づくりあっての餅づくりであるという考え方を大切にしています。12月から始まる餅加工では、HACCPに基づ
いたチェックシートを実践することで従業員の衛生管理を徹底しています。
また、情報交換では「色々やってみたい事を考えている」というこれから起業する参加者に対し、「自分の得意な分野を見極め、年に一つずつ挑戦すること」と矢端氏からアドバイスを行いました。若手農業者からは「アドバイスを基に今後の経営に向き合いたい」と感想があり、若手女性農業者の育成に成果がありました。
今後の方向
中部農業事務所では、今後も農業女子セミナーまえばしを継続して開催していきます。先輩農業者や起業組織との交流を通して、若手農業
者の経営発展につながるよう、支援します。
研修会の様子