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2月 花桃出荷目揃え会の開催
安定した品質のハナモモ出荷に向けて
渋川市の赤城橘花卉園芸組合では、桃の節句向け出荷開始前にハナモモの「目揃え会」を開催しました。生産者が見本として持ち寄ったハナモモの束をお互いに見ながら意見交換を行い、品質や規格等の確認を行いました。
ねらいと背景
中部管内は、前橋市と渋川市を中心に枝物の生産が盛んな地域であり、ハナモモやサクラ、ユキヤナギ等多くの品目が栽培されています。渋川市の赤城橘花卉園芸組合では、「桃の節句(3月3日)」に向けた高品質なハナモモの出荷を目的に、切り枝開始前に出荷目揃え会を開催しています。
取り組み経過
赤城橘花卉園芸組合では、令和6年1月12日に下南室共同ハウス(促成室)にてハナモモの出荷目揃え会を開催し、生産者及びJA、市場担当者等計16名が出席しました。ハナモモは、1月中旬以降に切り枝の収穫と束作りを始め、束作り後は枝物促成室にて温度や湿度管理を行ってから出荷されます。組合員のハナモモが組合としての評価に繫がるので、今後の販売計画や出荷規格、促成時の留意点等について確認をしました。普及指導課からは、枝物で問題となっている病害虫のクビアカツヤカミキリやモモヒメヨコバイについて情報提供を行い、防除の徹底を促しました。その後、生産者や市場関係者が見本として持ち寄った束を確認し、意見交換を行い、ハナモモの品質や促成時の管理について話し合いが行われました。
今後の方向
中部管内にて、クビアカツヤカミキリやモモヒメヨコバイ等の害虫による被害は年々増えていることから、防除対策を中心に支援を進めていき、枝物の高品質化に向けて取り組んでいきます。
持ち寄ったハナモモの束