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6月 イチゴの育苗管理技術の向上による生産安定~平坦地育苗ほ場の個別巡回指導会開催~

更新日:2023年6月30日 印刷ページ表示

 イチゴ年内収量確保に向け、多くの生産者が育苗技術の改善に取り組んできたところ、収量が増えるなど成果が現れてきました。今年度も個別巡回指導を実施し、生産者に合わせた細かな支援を行っています。

1 ねらいと背景

 藤岡市は県内一のイチゴ産地で、9月中旬定植に向けた育苗が行われています。育苗は良質苗を確保するために重要な作業ですが、収穫期と重なっている等の要因により親株の定植時期が遅くなる傾向にあり、良質苗が十分に確保できず、年内収量が確保できない状況にありました。そこで、令和元年度から、育苗技術向上に向けた個別巡回指導を重点的に行っています

2 取り組み内容

 個別巡回により親株定植を4月中に行うように指導するとともに、育苗管理資料を適宜提供しました。その結果、6割以上の生産者が目標とする時期に親株を定植することができ、子苗が順調に確保できることで生産者も改善の手応えを感じています。5月下旬にはJAたのふじと連携して、平坦地育苗を行う生産者(53戸)を巡回し、育苗管理指導を行ったところ、これまでの育苗管理で生産者が気付いた課題等についての質問が多数寄せられ、生産者の育苗に対する意識の変化がみられました。また、育苗期の天敵利用が本ぽにおける年内のハダニ類発生抑制に大きな効果があったため、関係機関と連携し導入を推進したところ、約4割の生産者が導入しており利用が広がっています

3 今後の方向

 第2回の巡回を、7月下旬にJAたのふじと実施予定です。また、今年度は山上げ育苗から平坦地育苗へ切り替えが急激に進んだため、重点的な指導を行い、産地全体の育苗技術の向上に向け支援を行っていきます。

育苗ほ場巡回の様子(写真)

育苗ほ場巡回の様子

親株定植時期の変化(図)画像

親株定植時期の変化