ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 西部農業事務所藤岡地区農業指導センター > 12月 「奥多野の味」伝承の取り組み ~中学生へ食文化と郷土料理を伝承~

本文

12月 「奥多野の味」伝承の取り組み ~中学生へ食文化と郷土料理を伝承~

更新日:2023年12月29日 印刷ページ表示

 奥多野生活研究グループ連絡協議会では、平成15年より上野村・神流町の中学生を対象に、郷土料理の伝承活動を行っています。

1 ねらいと背景

 上野村、神流町の子供たちの多くは、進学等のため中学校卒業後は地元を離れ県内外の高校へ進学し、そのまま奥多野地域を後にするケースが多くみられます。また、家庭においても、郷土料理や伝統食が食卓に上る機会が減少しているためか、地域の伝統料理を知らない子供たちが見受けられるため、奥多野生活研究グループ連絡協議会では、会員が栽培した農産物を持ち寄り、奥多野の伝統食や郷土料理の伝承を行っています。

2 取り組み内容

 11月30日(木曜日)に神流町立中里中学校で、「奥多野の味伝承講習会in中里中学校」を開催しました。コロナ禍以前は1年生を対象に実施していましたが、コロナ禍で休止の年があったため、学校の要望を受け今回は全学年を対象に実施ました。講習会では、県産・地元産の農産物を使った地産地消を心がけ、「おきり込み」、「赤じゃが芋の味噌炒め」、「もろこし粉かりんとう」の調理技術を伝承しました。地域の伝統的な農産物の赤じゃがいもやもろこし粉等は、初めての食材だと言う生徒も多くおり、地域の農産物や食文化を伝えていく大切さを感じました。なお、1月19日(金曜日)に、「in上野中学校」の実施を予定しています。

3 今後の方向

 講師となる生活研究グループ員の高齢化が進んでいます。事業を継続できるよう、若手グループ員へ技術の伝承を行い、食育活動の継続に努めます。

実習の様子(写真)

実習の様子

出来上がった奥多野地域の郷土料理(写真)

出来上がった奥多野地域の郷土料理