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2月 小麦赤かび病講習会 ~高品質化を目指した取り組み~

更新日:2024年2月29日 印刷ページ表示

 昨年11月に岩手県で発生した小麦における「デオキシニバレノール」基準値超過を受け、管内小麦生産者の「赤かび病」に関する知識の向上や防除の徹底を呼びかけるため、小麦赤かび病講習会を開催しました。

1 ねらいと背景

 ムギ「赤かび病」菌が産生するかび毒「デオキシニバレノール」は、人体に健康被害を引き起こすとされています。昨年国内で発生した事例を受けて、製粉会社等から県内の生産状況についても多くの質問が寄せられているそうです。生産された小麦に基準値超過が発生すると出荷停止となり、県全域への影響が避けられないことから、栽培する上で非常に重要な課題です。

2 取り組み内容

 2月2日に小麦「赤かび病講習会」を開催し、計28名の小麦生産者が参加しました。指導センターは、令和6年産小麦の生育状況と今後の管理について説明するとともに「赤かび病」防除の徹底を呼びかけました。特に、生育が平年より前進傾向にあることから、ほ場を随時確認して適期に農薬を散布するよう注意を促しました。

3 今後の方向

 講習会によって農家の関心も高まり、管内ではドローンによる赤かび病の防除面積が昨年を上回る見込みです。今後も防除の徹底を呼びかけ、高品質小麦の安定生産を目指していきます。

赤かび病講習会(写真)

赤かび病講習会