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令和5年度病害虫発生予察情報12号(3月予報) 

更新日:2024年3月8日 印刷ページ表示

令和5年度 病害虫発生予察情報第12号(3月予報) (PDF:347KB)

予報の概要

予報の概要の一覧

作物名

病害虫名

対象地域名

発生時期

発生量

施設果菜類

アブラムシ類

施設栽培地帯全域

 

コナジラミ類

施設栽培地帯全域

 

灰色かび病

施設栽培地帯全域

 

うどんこ病

施設栽培地帯全域

 

キュウリ

べと病

施設栽培地帯全域

 

褐斑病

施設栽培地帯全域

 

イチゴ

ハダニ類

施設栽培地帯全域

 

やや多

アザミウマ類

施設栽培地帯全域

 

(発生時期の空欄は連続発生)

主な病害虫の発生予報

1)イチゴ

ハダニ類

発生地域

発生時期

発生量

施設栽培地帯全域

 

やや多

1 予報の根拠(ハダニ類)

  1. 現在までの発生量は、平年並であるが一部でやや多い。
  2. 今後1か月の気象予報(3月7日発表)によると、平均気温は平年並または高い確率ともに40%、降水量は平年並の確率40%、日照時間は平年より多い確率40%である。

2 防除上注意すべき事項(ハダニ類)

  1. 施設内で局所的に発生することがあるので、ほ場全体をよく観察する。また、発生が多くなると防除が困難となるので、早期発見及び早期防除に努める。
  2. 気温の上昇により発生が助長されるため、ほ場をよく観察する。
  3. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。また、薬剤散布は葉裏まで薬液が十分かかるよう丁寧に行う。
  4. 感受性が低下している薬剤もあるため、効果のある薬剤をよく確認して薬剤散布を行う。
  5. 天敵を導入しているほ場では、天敵に影響の少ない農薬を散布する。 
アザミウマ類

発生地域

発生時期

発生量

施設栽培地帯全域

 

1 予報の根拠(アザミウマ類)

  1. 現在までの発生量は平年並である。
  2. 今後1か月の気象予報(3月7日発表)によると、平均気温は平年並または高い確率ともに40%、降水量は平年並の確率40%、日照時間は平年より多い確率40%である。

2 防除上注意すべき事項(アザミウマ類)

  1. 現在までの発生量は平年並であるが、花への寄生が確認されているため注意する。
  2. 気温の上昇により発生が助長されるため、ほ場をよく観察する。また、発生を認めた場合は早期防除に努める。
  3. 多くの植物に寄生するため、ほ場及び周辺の雑草は除去する。
  4. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。また、主に花の内部へ寄生するため、薬剤散布は丁寧に行う。
  5.  薬剤防除にあたっては、天敵や訪花昆虫(ミツバチ等)への影響を考慮し、薬剤を選定する。

<イチゴ>春先のアザミウマ類の発生に注意をしてください

これからの時期は気温の上昇によりアザミウマ類の発生量が増え始め、3月以降は花への寄生が増加します。現時点のイチゴのアザミウマ類の発生量は平年並ですが、花への寄生が確認されているため、ほ場をよく観察して少発生のうちに防除しましょう。

アザミウマの寄生花率の推移を表した図の画像

図 促成イチゴ(伊勢崎市2019-2020)のアザミウマ類の寄生花率の推移

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の発生予報の一覧

作物名

病害虫名

発生時期

発生量

特記事項

 

 

施設果菜類

 

 

 

アブラムシ類

 

 

 

現在までの発生量は平年並。発生が多くなると防除が困難となるため、発生を認めたら速やかに防除を行う。

 

コナジラミ類

 

 

 

現在までの発生量は平年並。春先の気温上昇とともに増加する恐れがあるため、特に前年の秋に多発生したほ場では注意する。

灰色かび病

 

 

現在までの発生量は平年並。低温時の多かん水を避け換気を行う、循環扇や暖房機を用いた通風を行うなど、適切な湿度管理に努める。

うどんこ病

 

 

現在までの発生量は平年並。適切な湿度管理に努め、初期防除を徹底する。

キュウリ

ベと病

 

 

現在までの発生量は平年並。多湿条件下で発生が増加するため、適切な湿度管理を行う。

褐斑病

 

 

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件下で発生が増加するため、適切な湿度管理を行う。

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