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【3月】露地ナス重点支援農家栽培反省会を実施
今作の振り返りと来作に向けて
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農業指導センターは、露地ナスの栽培管理技術向上支援を行っています。今回、年間の栽培状況を総括する反省会を開催し、来作の単収向上と品質向上に向け、意見を交換しました。
1 ねらいと背景
指導センターはJAと連携し、露地ナスの栽培年数が浅く管理技術に不安のある農家4戸のステップアップを目的に、定植後の5月から収穫終期の10月にかけて月1回の現地巡回指導を行っています。今回、出荷データを基に今作の栽培について振り返る反省会を実施しました。
2 取り組み成果
栽培反省会は2月9日にみどり市農林業センターで開催しました。農家から今作の状況について発表してもらった後、指導センターからは、各人ごとに月別の草姿の変化や出荷量とA品率の推移について説明しました。
昨年の夏は高温乾燥が続いたことにより、かん水設備のないほ場では最盛期である9月の出荷量が非常に落ち込みました。そのため、用水が整備されたほ場ではかん水を行った方がよいこと、用水を使用できないほ場でもソーラーパネルと水中ポンプを組み合わせた簡易な装置を活用すればかん水を行えることを、実際に導入した事例と資料を用いて示しました。重点支援農家の半数は用水を使用できないほ場で露地ナスを栽培しているため、ソーラーかん水装置について関心が高いようでした。
3 今後の方向
来年度は栽培管理技術の安定した支援対象者の一部入れ替えを予定しています。引き続き、JAと連携し、露地ナス新規栽培者の技術向上支援を行っていきます。
栽培反省会の様子