ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 健康福祉部 > 動物愛護センター > 動物虐待の定義

本文

動物虐待の定義

更新日:2022年12月1日 印刷ページ表示

Q(質問) どのようなことが虐待に当たるのですか?

A(回答) 1.動物の虐待とは

動物の虐待とは一覧
積極的(意図的)虐待 ネグレクト
やってはいけない行為を行う・行わせる やらなければならない行為をやらない
  • 殴る・蹴る・熱湯をかける
  • 動物を戦わせる等、身体に外傷が生じる

又は生じる恐れのある行為

  • 暴力を加える
  • 心理的抑圧、恐怖を与える
  • 酷使など
  • 健康管理をしないで放置
  • 病気を放置
  • 世話をしないで放置など

 動物自身の心身の状態・置かれている環境の状態によって判断される。

動物の苦痛

  • 苦痛は広範な感情の不安な状態であり、痛み、不快、傷害、疾病、失調、極度の疲労、恐怖、社会的仲間の喪失、その他人間が気付いていない状態としても現れる。
  • 動物の苦痛をいうときに、今までは、一般的に肉体的な痛みしか取り上げられてこなかったが、今では精神的苦痛も重要視されている。

2.動物の福祉とは

 福祉の定義:肉体的・精神的に十分に健康で、幸福であり、環境にも調和していること。

 動物のニーズ:人間以外の動物の一生の基本的ニーズ(生理的、環境的、心理的、社会的)は人間と共通しているが、飼育下あるいは人間によって制限された環境にいる動物たちは、これらのニーズを自身で満たすことができない。これらの状況において、人間は出来る限りその動物が苦痛を受けずに生活が出来るようにする義務がある。

 動物の福祉はそれぞれの動物の一生の基本的ニーズを満たすことである。

 動物の福祉は感情の問題ではなくて行動規範である。

5つの自由(5フリーダム)

  1. 飢えと渇きからの自由
  2. 不快からの自由
  3. 痛み、負傷、病気からの自由
  4. 恐怖や抑圧からの自由
  5. 自然な行動をとる自由
    (本来の習性を発揮する)

5つのニーズ

5つのニーズ一覧
1 適切な環境 温湿度、設備、用具など、動物にとって快適な生活環境を作る。
2 適切な食餌 健康維持のために適切な食餌と水を与える。
3 通常の行動パターンを
表現すること
各動物の本能・習性に合った自然な行動が行えるようにする。
4 他の動物と一緒にもしくは
隔離して生活すること
習性に応じて、群れあるいは単独で飼育する。
5 痛み、苦痛、外傷や疾病から
守られること
ケガや病気から守り、病気の場合には十分な獣医療を施す。
また、恐怖や精神的な苦痛(不安)を与えないようにする。

5つの飼い主責任

  1. きれいな水と適切な食餌を与えること。
  2. 個体に合った、快適な環境を与えること。
  3. 予防的獣医療と迅速な診断、治療を与えること。
  4. 同種その他の個体と適切な接触の機会を与えること。
  5. 避難スペースと人や動物との接触を避ける場所を与えること。

問い合わせ先

動物愛護センター