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利根上流地域森林計画書<計画の大綱2>

更新日:2021年1月12日 印刷ページ表示

2 前計画の実行結果の概要及びその評価

 前計画における前半5カ年分の実行結果の概要及びその評価は次のとおりです。

 伐採立木材積については、主伐は計画120,000立方メートルに対して実行172,000立方メートル(実行歩合143パーセント)、間伐は計画280,000立方メートルに対して実行257,000立方メートル(実行歩合92パーセント)となりました。また、間伐面積については、計画3,500ヘクタールに対して実行1,845ヘクタール(実行歩合53パーセント)でした。間伐の面積の実行歩合は低めでしたが、高蓄積の林分の伐採が多かったためか、伐採立木材積では実行が計画に近い値となりました。

 人工造林の面積については、計画190ヘクタールに対して実行125ヘクタール(実行歩合66パーセント)、天然更新の面積については、計画310ヘクタールに対して実行147ヘクタール(実行歩合47パーセント)でした。人工林の伐採の実行歩合は高かったものの、面積あたりの蓄積が多い高齢級の森林の伐採が多かったことから、伐採面積が少なく、更新の面積も少なかったものと思われます。

 林道の開設及び拡張については、開設は計画50.2キロメートルに対して4.1キロメートル(実行歩合8パーセント)、拡張は計画41.8キロメートルに対して9.4キロメートル(実行歩合22パーセント)でした。近年の集中豪雨等による災害への対応や、森林所有者の不在村化等により用地取得交渉に時間を要する箇所があり、進捗が遅れたものと思われます。

 保安林の整備については、水源涵(かん)養のための保安林は計画756ヘクタールに対して実行150ヘクタール(実行歩合20パーセント)、災害防備のための保安林は計画594ヘクタールに対して実行164ヘクタール(実行歩合28パーセント)でした。森林境界の不明瞭化や、森林所有者の不在村化等により、保安林指定の承諾を得るために時間を要する箇所があり、進捗が遅れたものと思われます。

 治山事業については、山地治山は計画23箇所に対して実行24箇所(実行歩合104パーセント)、保安林整備は計画12地区に対して実行12地区(実行歩合100パーセント)でした。本事業については、地元調整等も円滑に進み、当初計画のとおり遂行できたものと思われます。

 ※実行結果の詳細は(附)参考資料 4 前期計画の実行状況(過去5年間)を参照

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