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令和2年度 ぐんま農業新技術

更新日:2020年7月31日 印刷ページ表示

1.ウメ「白加賀」の陥没症発生対策について

(農業技術センター:園芸部・果樹係 連絡先 電話 0270-61-0066)

 ウメ「白加賀」の陥没症果は、胚固化完了期は収穫しないこと。30度を超える高温が予想される日は、午前中に収穫を終了すること、50年生以上の老木は植え替えることで、陥没症の発生を軽減できる。

2.夏秋キャベツ栽培における二段局所施肥に対応した新型三兼ライムソワーの開発

(農業技術センター:高冷地野菜研究センター 連絡先 電話 0279-96-1011)

 新たな施肥方法である二段局所施肥法を確立し、新型三兼ライムソワーを開発した。これにより、セル成型苗における慣行の表層施肥に比べ、初期成育に優れ早期の結球部肥大が期待できる。

3.耐暑性蚕品種「なつこ」の育成

(蚕糸技術センター:蚕糸研究係 連絡先 電話 027-251-5142)

 近年の猛暑日が続く夏秋蚕期でも、安定した繭生産ができる耐暑性蚕品種「なつこ」を育成した。「なつこ」は夏秋蚕期において、普通蚕品種に比べて箱収で10%以上収量が多く、解じょ率も高い。

4.イワナの半天然魚は継代養殖魚よりも濁りに対する残存性が高い

(水産試験場:川場養魚センター 連絡先 電話 0278-52-2007)

  稚魚サイズにおけるイワナの半天然魚と継代養殖魚を使って、実験水路での清水時と濁水時における移動性の比較試験を行った。その結果、濁水時に半天然魚は継代養殖魚よりも下流側へ移動しにくい傾向があることがわかり、継代養殖魚の代替に半天然魚を稚魚放流することで、放流後の流下リスクを低下させ、イワナを効果的に増殖することが可能であると推察された。

5.高速高精度汎用播種機を利用した飼料作物栽培技術

(畜産試験場:飼料環境係 連絡先 電話 027-288-2222)

 農研機構革新工学研究センターらが開発した「高速高精度汎用播種機」は、トウモロコシやイタリアンライグラス等多くの飼料作物の播種を高速かつ高精度に行うことが可能である。また、不耕起ほ場でも播種が可能であり、従来の飼料作物栽培体系と組み合わせることで、省力的な飼料作物生産ができる。

6.ゲノミック評価を活用した黒毛和種繁殖雌牛の選抜・改良

(畜産試験場:肉牛係、吾妻肉牛繁殖センター 連絡先 電話 027-288-2222、0279‐67‐2918)

 家畜改良事業団が開発したゲノミック評価技術を活用し、高育種価と評価された繁殖雌牛から受精卵を生産・移植を実施して選抜・改良を行ったところ、脂肪交雑(BMS N0.)および枝肉重量のゲノミック育種価が大幅に改善され、短期間で候補種雄牛を作出できるレベルまでの改良効果が得られた。

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