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令和6年度第4回定例記者会見要旨(4月26日)

更新日:2024年4月26日 印刷ページ表示

■日時    令和6年4月26日(金曜日)午後1時5分~1時55分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年4月26日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.15MB)


会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.社会情動的スキルの国際調査「SSES」の結果

 3.県立小児医療センター移転候補地決定

 4.世界遺産登録10周年記念事業

 5.高校生リバースメンター

 6.地方自治体持続可能性分析レポート

■質疑応答

■知事メッセージ


知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。先週20日の土曜日、上野村の乙父で林野火災が発生いたしました。22日月曜日の午後5時35分に鎮火をしたという報告を受けています。消火活動には、上野村、地元の消防、警察、群馬県の防災ヘリに加え、埼玉、長野の両県の防災ヘリ、それから自衛隊にもご協力をいただきました。ご尽力いただいた関係機関の皆さまに知事として改めて心から感謝を申し上げたいと思います。林野火災は庭や畑などのたき火から延焼するという事例が多くなっています。県民の皆さまには草木が乾燥している今の時期は、特に火の取り扱いに十分注意していただくようにお願いを申し上げたいと思います。

 さて、先週19日の金曜日に上京いたしました。日本の映画配給会社の御三家の1つ「東宝株式会社」と世界最大の一般消費財メーカー「P&Gジャパン合同会社」を訪問してまいりました。まず、東宝では松岡宏泰社長と面会いたしました。ブログにも書いたんですけれど、松岡社長はフラットな雰囲気と素敵な笑顔をもつ、長身でおしゃれなジェントルマンでした。松岡社長とですね、群馬県と東宝の連携の可能性をはじめ、エンタメ産業の課題、今後の展望などについて、率直な意見をお伺いしました。松岡社長からは、「クリエイティブの発信源」を掲げる群馬県にとって貴重なアドバイスを頂戴しました。群馬県に「デジタルクリエイティブ産業」を創造していくための道筋が見えた気がしました。これもブログに書きましたが、非常に中身の濃い、有意義な会議、相手側は社長さんお1人、こちら(群馬県側)が3人ということで、約1時間非常に濃密な意見交換ができたと思います。

 続いて、P&Gではスロバキア共和国出身のヴィリアム・トルスカ社長という方と面会いたしました。皆さんご存じだと思いますが、P&Gは高崎と藤岡に工場があります。群馬県に対して継続的に投資を行っていただいており、知事として感謝の気持ちをお伝えしました。懇談の中ではP&Gからいくつか具体的な提案をいただきました。これは早速実現に向けて検討を開始したいと思います。群馬県としては、今後も知事によるトップセールスを精力的に進めてまいります。そして、このトップセールスを群馬県の今後の発展につなげていきたいと考えています。

 それでは会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は「社会情動的スキルの国際調査『SSES』の結果」とか「県立小児医療センター移転候補地の決定」、それから「世界遺産登録10周年の記念事業」等について発表させていただきます。

 

2.社会情動的スキルの国際調査「SSES」の結果

 まず「SSES」の結果です。SSES、皆さんご存じだと思いますが、「Survey on Social and Emotional Skills」の略で、OECD経済協力開発機構が行っている国際調査です。いわゆる社会情動的スキルである、責任感とか粘り強さとか共感する力、それから自分を信じる力などに関する調査です。昨年実施した調査では、世界中で16の国や都市が参加いたしました。そして、この会見で何度も申し上げているように、群馬県はこの調査に日本で唯一参加しています。調査対象は県内の公立・私立高校、計79校から無作為に抽出した生徒や教員、計4,206名です。次のスライドをご覧ください。そして、本日、調査結果である国際報告書の第1弾がOECDから公開となります。先に申し上げておくと、今回の調査結果はですね、全体の一部ということで、主に社会情動的スキルと個人、家庭、学業との関連について、世界全体の傾向分析をしているということです。国際報告書の第2弾や参加国・都市別の報告書は、来年の3月までに順次発表される予定です。本日は第1弾の報告書の中から、世界と比べて群馬県にどんな特徴的な傾向が見られたのかを中心にご説明をさせてください。次のスライドをどうぞ。

 まず、群馬県の生徒の社会情動的スキルは、性別による差異が少ないと、それから家庭の環境による差も少ないと、こういう特徴がありました。全世界の生徒の傾向としては、性別とか家庭の環境によって社会情動的スキルに格差があるのに対して、群馬県の生徒は格差が少ないということになっています。このほかにも日々の生活において、「健康的な行動をとる」「遅刻がほとんどない」それから「毎日朝食を食べている」と回答した生徒が全世界と比較して多いということもわかりました。その一方で、群馬県の生徒は、「自分の見た目が気に入っている」とか「起業する可能性がある」と回答した生徒が、他国と比較して少ないということがわかりました。加えて、「テストに不安を感じている」と回答した生徒が他国と比較して多いということもわかりました。

 続いて、SSESの世界全体の調査結果から、社会情動的スキルの高さと学業の相関性についてご説明したいと思います。スライドをご覧ください。社会情動的スキルのうち、目標達成のための意欲や粘り強さ、高い好奇心を持つ生徒は、他の生徒よりも学業において大きな成功を収める傾向があるということがわかりました。加えて、広い心を持ち、柔軟な思考ができる生徒は、将来のキャリアの意識が高くて、他の生徒よりも成功を求める傾向があるということがわかりました。SSESの調査結果では、この他にもテストへの不安感と各スキルとの相関性等、詳細な分析が行われております。詳しい調査結果ですが、このスライド記載のQRコードから県のホームページを見ることで確認できます。

 今回SSESに日本で唯一参加し、群馬県の子どもたちの実態を把握したことは大きな意義があったと考えています。しかしながら、重要なのはこの調査結果をどう生かしていくかということだと思います。現在の変化の激しい社会にあって、学力だけではなくて、社会情動的スキルを合わせて身につけることが求められています。今後公表される報告書を含めて、この結果を詳細に分析して、幼児教育や学校現場への適用、スコットランドとの共同研究などに活用をしていく予定です。今後も引き続き、令和8年度末までのSEL群馬モデルの確立を目指して、様々な取り組みを進めてまいりたいと思います。

 

3.県立小児医療センター移転候補地決定

 続いて、「県立小児医療センターの移転再整備」についてです。今年2月の会見で、「県立小児医療センター」を前橋市にある「群馬大学医学部附属病院」の隣接地に移転するという方針を発表いたしました。この度、具体的な移転先の候補地を決定しましたので、ご報告いたします。スライドをご覧ください。移転候補地は群大病院南側の隣接地に決定いたしました。県としては、この土地であれば、移転後の小児医療センターが群大病院との隣接効果を最大限発揮できると考えています。今後、群大病院側とも協議を重ね、具体的な連携の手法というものを検討してまいります。なお、この土地は現在、共愛学園前橋国際大学の短期大学部が立地していますが、4年制大学への移行に合わせ、キャンパスを移転することが決まっています。そこで、この跡地を小児医療センターの移転候補地として有効活用すべく、共愛学園側と交渉を重ねてまいりました。そして、今月の17日、群馬県と共愛学園は移転協議を開始する覚書というものを締結いたしました。

 今後、共愛学園側と土地取得のための協議を行い、移転に向けた手続きを着実に進めたいと思います。次のスライドをご覧ください。

 さて、小児医療センターの移転をめぐっては、今年2月に現在の渋川市から移転する方針を発表して以来、北毛地域の県議の皆さんとか市町村長の方々から要望書を受け取っておりました。3月6日には、北毛地域選出の7名の県議会議員が知事応接室に来られて、要望書を私に手渡していただいたということです。今月3日には、私が渋川市を訪問いたしました。そこで北毛地域の14市町村長の連名の要望書を、高木渋川市長から直接受け取ってまいりました。加えて、4月17日には、吾妻郡町村会・議長会からも要望を受け取っています。要望書の内容は、主に北毛地域の小児・周産期医療体制の確保について、「群馬県と地域との協議の場」の設置を求めると、こういうものでした。知事としては、こうした要望をしっかり受け止め、担当部局に対応を指示していたところです。そこでこの度、群馬県は、関係する市町村、医師会、医療機関、団体で構成する検討会議というものを5月に設置することにしました。この会議では、地域の皆さまから直接小児・周産期医療についてのご意見などを伺いたいと思っています。そこでの議論を踏まえて、センター移転後も北毛地域の皆さんが安心して暮らせるように、具体的な対応策を検討してまいります。県としては、小児医療センターの移転再整備を契機に、北毛地域を含めた県全体での小児・周産期医療の充実強化を図ってまいります。そして県民の命と健康を守り、「県民の幸福度向上」につなげてまいります。

 

4.世界遺産登録10周年記念事業

 続いて、「世界遺産登録10周年記念事業」についてご報告をしたいと思います。「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、そして荒船風穴の4資産で構成される世界遺産であることは、皆さんよくご存じだと思います。生糸の大量生産を実現した技術革新と、世界と日本の技術交流の観点からその価値が認められた、まさに県民の宝と言っていいと思います。世界遺産登録後、4つの構成資産には延べ600万人を超える多くの方々にご来場いただきました。そして、今年は世界遺産登録から10周年を迎えるということで記念行事を行いたいと思います。スライドをご覧ください。

 10周年記念事業では、構成資産が立地する富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町、そして群馬県が連携して様々な記念事業を行う予定です。今回は、そのうち「10周年記念シンポジウム」と「オリジナル楽曲の制作」について紹介をさせていただきます。

 記念シンポジウムは「シルクの未来・可能性を語る」というテーマで、シルクの研究開発者やアーティストの方にご登壇をいただく予定です。開催日は6月29日の土曜日で、会場は富岡製糸場内にある西置繭所・多目的ホールです。申し込み方法は後日、群馬県のホームページに掲載をする予定です。なお、シンポジウムの前には世界遺産登録推進活動にご尽力をしていただいた方々などをお招きして、記念式典を開催いたします。私も出席し、皆さんと一緒に10周年をお祝いしたいと考えています。

 次に、オリジナル楽曲の制作です。10周年を盛り上げるために、「富岡製糸場と絹産業遺産群」をテーマとした楽曲を制作いたします。コンサートなどで皆さまに演奏してもらえるよう、5分程度の長さの楽曲とし、群馬県ゆかりの作曲家と群馬交響楽団とのコラボレーションによって制作をする予定です。完成した楽曲は、来年2月に富岡市内で行われる群馬交響楽団のコンサートの中で、お披露目させていただく予定ですので、ぜひ皆さん楽しみにお待ちいただきたいと思います。この他にも、ロゴマークの制作など様々な事業を行う予定です。各事業の詳細については、準備が整い次第、群馬県や各市町のホームページで順次公開させていただく予定です。

 世界遺産については、皆さんご存じのように、昨年の12月に構成資産が立地する4市町の各首長と群馬県知事によるトップ会議を開催いたしました。群馬県としては構成資産のポテンシャルを生かすには、県と4市町が一丸となって、保存整備や活用に取り組むことが重要だと考えています。加えて、来訪者の動向やニーズの把握など、エビデンスに基づいて戦略を立てるということも非常に大事だと思っています。会議ではこうした認識について、トップ同士で認識を共有することができました。今後も継続的にこうした意見交換の場を設けていきたいと考えています。群馬県は、今後も引き続き4市町と協力しながら、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の価値を次世代にしっかり継承してまいりたいと思っています。

 

5.高校生リバースメンター

 続いて、「高校生リバースメンター」についてです。昨年度に引き続き、今年度も高校生リバースメンターの募集を開始いたします。スライドをご覧ください。リバースメンターとは、一般的に部下や若手職員などが、上司やマネジメント層のメンター、すなわち指導者や助言者の役となってアドバイスを行う、そういう制度のことを意味します。高校生リバースメンターでは、高校生に知事のメンターになっていただきました。これは全国で群馬県にしかありません。そして、県政の課題とか問題意識等を共有し、高校生ならではの自由な発想で政策提言などを行っていただいています。

 今年度は昨年度と同じく10名のリバースメンターを公募により選考します。対象者は群馬県内に在住しているか、県内の高校に在籍している生徒です。任期は令和6年6月から令和7年3月までということになります。募集期間は本日から5月17日金曜日までです。スライド記載のQRコードからご確認をいただきたいと思います。昨年度の高校生リバースメンターでは、知事との意見交換とか政策提言なども行ってもらいました。提言された政策の中には、HPVワクチンとか、eスポーツ、サイクルツーリズムに関するものなど実際に群馬県の施策として事業化をしたものもあります。

 私としても、高校生の皆さんの真っ直ぐな感性はとても刺激的で、多くの気付きを得ることができました。今回の取り組みは、ただの意見聴取の場ではなく、一緒に政策を立案し、実現していく場にしたいと考えています。ぜひ、社会に対する問題意識、斬新なアイデアを持つ高校生の皆さんがいたら、どしどしご応募をお待ちしております。

 

6.地方自治体持続可能性分析レポート

 最後に「地方自治体持続可能性分析レポート」についてです。おととい24日の水曜日に民間の有識者グループである「人口戦略会議」から、令和6年の地方自治体持続可能性分析レポートが公表されました。このレポートは、国立社会保障人口問題研究所が2023年12月までにまとめた、日本の地域別将来推計人口に基づいて分析を行ったものです。今回のレポートでは、若年女性人口が2020年から2050年までの30年間で50%以上減少する自治体を「消滅可能性自治体」と定義しています。

 スライドをご覧ください。群馬県の状況ですが、消滅可能性自治体とされた自治体数が県内35自治体のうちの20自治体となりました。その割合はもう57%ということになります。この割合は全国で高い方から数えて12位です。茨城県は25位、栃木県が33位であることを踏まえると、決して良い結果とは言えません。また前回2014年の調査と比べると、新たに藤岡市、富岡市、板倉町が消滅可能性自治体となっています。一方で、前回調査と比較すると状況が改善している自治体もありました。前回消滅可能性自治体として認定されていた、高山村、大泉町、邑楽町については今回脱却することができました。また前回に引き続き、消滅可能性自治体として認定された自治体のうち、私の地元である草津町を含む13自治体が若年女性の人口減少率が改善しておりました。さらに前橋や高崎のベッドタウンとして若い世代の流入が進む吉岡町については、最も消滅可能性が低い自治体と言える「自立持続可能性自治体」というふうになりました。状況が改善した県内市町村からは、「住み続けたいと思ってもらえる環境づくりが成果に繋がった」とか、「子育て施策の充実に加えて、災害が少ない環境が重視されている」というようなコメントがありました。特に消滅可能性自治体からの脱却を果たした高山村は、移住相談業務の強化や、教育支援の取り組みが功を奏したと、このように分析されています。また大泉町は、企業誘致などで雇用を確保したこと、邑楽町は住宅新築の際の制限を緩和したことなどを改善の要因に挙げています。

 私としては今回の調査結果に対して、ある種の危機感を持っています。しかしながら先ほど高山村の脱却要因の1つとして挙げた移住については、昨年の移住希望地ランキングで、群馬県が2位となっています。移住を取り巻く環境は改善しつつあると言って差し支えないと思います。加えて群馬県知事としては、知事によるトップセールスによって、国内外からの企業誘致にも、先ほどもちょっと申し上げましたが、積極的に取り組んでいく所存です。ミシュランやデロイト、アクセンチュアなどの世界でもトップクラスの企業が、群馬に来るようになっています。先日の会見でも発表しましたが、日本を代表するスーパー企業である、信越化学が、県内に新たな拠点を設ける、伊勢崎市内に設けるということを決めていただきました。こうした取り組みも、移住や若者、女性の定住において良い影響をもたらしてくれるものととらえています。

 群馬県としては、今回の結果についてしっかりと分析を出し、次の様々な政策に反映できるように努力をしたいというふうに思っています。そして若者や女性の方々に働き続けたいなとか、住み続けたいなと思ってもらえるような取り組みを今後も精力的に進めていきたいと思います。

 はいちょっと早口になってしまいましたが、私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。

 


質疑応答

 

●社会情動的スキルの国際調査「SSES」の結果について

(記者)

 これは、知事が掲げる非認知能力の育成とも関わってくると思うんですけれども、群馬モデルという形で、どういう形でもう少し具体的に落とし込むというか、していこうとされているのか。概略でも結構なのですが教えていただけますか。

 

(知事)

 教育長どうぞ。

 

(教育長)

 現在、知事の方針を受けて、非認知能力育成プロジェクトを始めています。そこにSSESの知見というのは大きな知見を与えるものというふうに思っています。その他に、県内の様々な指定校において、非認知能力育成に関すること、あるいは主体性の育成に関することについての取り組みを行っています。また、先ほど知事が言われたように、スコットランドとの連携を始めております。加えて、県内外のこの分野に関する専門家の皆さま方にお集まりいただいて、委員会を進めているところです。

 こうした知見を非認知能力の専門家会議のご意見もいただきながら、群馬県として、例えば、各学校が取り組みやすいような、そういうモデルを提示していきたいというふうに思います。

 それは各学校においても、あるいは発達段階においても特徴においても、それぞれ違いますし、非認知能力というのはもともと全体についてということよりは、個に応じて行うものでありますので、何か1つのモデルを作るというよりは、例えば「こういう力を上げたい」、「そのためにこういう認知能力とともに非認知能力も上げたい」という時に、こんな取り組みがありますよというようなことを提示できるような、全体としての群馬モデルを作っていきたいというふうに考えています。令和8年度末にそのモデルを完成させたいというふうに考えています。

 

(記者)

 今、学校とおっしゃいましたけども、やはり小学校より上ということですか。

 

(教育長)

 はい。現在は小学校より上で行っておりまして、あと、いわゆる公立の幼稚園、保育園等があまり多くないので、今のところは小学校以上になっていますが、やはり専門家委員会のご意見等をお聞きした時に、やはりもっと下のところからということの重大性が指摘されているところです。

 今年度から始める取り組みについては、幼稚園、保育園、こども園から高校までを連続して、どうやって見ていきましたかということについて、取り組みを進めていこうというふうに(考えています)。ちょうど新しい教育ビジョン、教育振興基本計画が今年度から始まるところであり、そこの目標とも重なることから、幼稚園(年代)のところから連続してできるようにしていきたいというふうに考えています。

 

(記者)

 他の自治体、都道府県から問い合わせ等、かなりユニークな取り組みだと思うのですが、そういったものはあるのですか。

 

(教育長)

 そうですね。非認知能力について、各都道府県様々な取り組みをされています。そこの間での意見交換や情報交換というようなものを行っています。

 

●県立小児医療センター移転候補地決定について

(記者)

 移転候補地の共愛学園、立派な校舎ですけれどもこれを全部取り壊すのでしょうか。

 

(病院局長)

 はい。予定といたしましては取り壊し後、新たに建設するという予定でございます。

 

(記者)

 分かりました。あと、北毛地域からの要望の中で、県との協議の場を設置してほしいと。他に何か具体的な要望等はあったのでしょうか。

 

(知事)

 唐木健康福祉部長どうぞ。

 

(健康福祉部長)

 基本的には協議の場を設置してもらいたいという、そういった内容だけでございます。

 

●地方自治体持続可能性分析レポートについて

(記者)

 改善された高山村でも、あるいは群馬県でも移住というのはクローズアップされています。しかし今回の報告書の中で、厳しい指摘としてですね、「自治体ごとの移住で人口の奪い合いになっていないか」という指摘がありました。その点について知事はどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 まずは新井地域創生部長からどうぞ。

 

(地域創生部長)

 まず、移住につきましては、基本的には、住みやすいところで仕事も継続できる、転職なき移住もできるということで、一番人口が集中している都市部から地方、群馬県に、移住を進めているところです。なぜ大都市からの移住を進めていくか、それは東京圏では出生率が低くて、地方部の方が出生率が高い、そういったこともあって、進めているところでございます。

 

(記者)

 いわゆるブラックホール型ってやつですね。あれを阻止するという。今回ブラックホールという指摘がありましたけど。

 

(地域創生部長)

 ブラックホール型というのは、都市の方へ人口が流入しているものの、出生率が低いところだと思います。群馬県とすると、自然豊かなところで、暮らしやすいところで出生率も上げられるのではないかと。転職なき移住のターゲットとしては20代30代、このあたりが非常に多くなってますので、まさに群馬に来てから、お子さんを産み育てることに向いているのではないかと考えております。

 

●社会情動的スキルの国際調査「SSES」の結果について

(記者)

 SSESの関係なのですが、今回の調査結果はまだ第1弾ということなんですが、健康的な行動を取るとか、遅刻はほとんど無いとか生活面ではプラスな評価が多かったのかなという気もするんですが、この評価について知事の受け止めはいかがでしょうか。この調査結果についてですね。

 

(知事)

 まず、第1弾なので、一応傾向が分かったということなんですけど、これをどうやって群馬県の子どもたちの非認知能力に生かしていくかっていうのは、まだちょっと答えが出ていない。今、最初に調査をやってみて、こういう傾向出るんだっていうことが分かったんだけれど、ここからさらに個別のことについていろいろと出てくるから、その中で考えていきたいと思います。でもこれ貴重なヒントだと思うんですよね。そもそも、このスキル調査に参加していないところはこんなことも分からないわけだから。これはこれで貴重な情報が取れたかなと思いますね。でもこれ、(自分の)見た目を気に入っている人が少ないっていうか、ちょっと何かこう、他の国に比べるとちょっと消極的な感じがするので、これもよく分析してみたいと思います。

 

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。先ほど令和8年度末にモデルを作るという、発表するということだったんですけれども、これは個別のスキルごとに、「こういうふうなアプローチをすると上げることができる」みたいなものをメニューとして設ける、発表する、構成するようなものなのでしょうか。

 

(教育長)

 個別のスキルというよりは、例えば、「こういうような教育目標を掲げて、こういうような力を伸ばしていきたい」という時に、こういう非認知能力を上げる必要があるというような形で、「そのためにはこういうことをやっていきます」というプログラムであるかというふうに思います。

 

(記者)

 例えば、「自律的に学ぶ力みたいなものを身につけたい」といった時に、こういう非認知能力が必要で、それを伸ばすためにはこういうプログラムが必要である、というような形でしょうか。

 

(教育長)

 その通りです。

 

●県立小児医療センター移転候補地決定について

(記者)

 (移転の)時期についてはまだ未定ということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 では、正確に病院局長から。

 

(病院局長)

 建設の具体的なスケジュールについては、申し訳ありませんがまだ示す段階ではございません。

 

(記者)

 分かりました。あと建物は、大きな国道か県道か分からないですが道路を挟んでいますけれども、渡り廊下でつなげたりとかっていうようなイメージはあるのでしょうか。

 

(病院局長)

 それにつきましても今後ですね、群馬大学医学部附属病院とよく調整しながら、効果的な連携体制を考えていきたいと思っております。

 

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。あと検討会の方なのですが、5月とおっしゃっていましたけれども、いつ頃かは決まってますでしょうか。

 

(健康福祉部長)

 5月中に会議の設置手続きを行った上で、実際の第1回の開催は6月中にしたいという、そういうスケジュールで考えております。

 

(記者)

 当然ですけれども、この北毛地域の小児周産期医療体制の確保に関する検討会ということでよろしいですかね。

 

(健康福祉部長)

 はい。

 

●新型コロナウイルス感染症について

(記者)

 新型コロナについて、4月に通常の医療体制での受け入れとなってから、県内の医療状況について伺えればと思います。

 

(知事)

 まず唐木健康福祉部長からお願いします。

 

(健康福祉部長)

 5類の移行に当たりましては、群馬県で独自のロードマップを作成しまして、本年3月までの計画的な医療体制の移行というのを進めてまいりました。その結果として、通常の医療提供体制での受け入れとなりました本年4月以降もですね、外来とか入院とか、そういったところについては、大きなトラブルもなくスムーズに移行できているのではないかなというふうに思っております。今、新型コロナウイルス対応の経験を踏まえまして、新たなパンデミックに備えた医療提供体制の整備というのを行っておりまして、昨年改正しました群馬県の感染症予防計画に設定した目標達成に向けてですね、各医療機関等との協定締結とか、そういったところを進めているところでございます。

 

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。では4月の通常医療体制に移行後はトラブルなくという状況でしょうか。

 

(健康福祉部長)

 そのように認識しております。

 

(記者)

 新型コロナ5類移行から間もなく1年を迎えるということで、1年を振り返って知事の所感について伺えればと思います。

 

(知事)

 そうですね、とにかく知事になって初めてこの新型コロナが発生して、最初の波が襲ってきたわけでしょ、そこから次々、第5波、第6波ときて、それはもう本当に、この3、4年間のトッププライオリティは常にコロナだったので、ものすごく大変でした。これはこれで、何とか力を合わせて収まったのですけれど、次のパンデミックが来ると思うんですよね。この間も、医師会長とお話をしたのですが、どこかでやはりまた来るんじゃないかと。問題は、我々が去年何とか一区切りをつけた新型コロナとの闘いの中で学んだことを将来に生かしていくってことがすごく大事だと思いますので、それは当初予算でも予算をつけましたけれども、パンデミックが来てもしっかり対応できる体制を作るということがすごく大事なんだと思います。

 

(記者)

 この1年を振り返って、感染の波みたいなものはいくつかありましたけれども、比較的県としてもうまくコントロールできてきたかなという認識でしょうか。

 

(知事)

 健康福祉部長、どうぞ。

 

(健康福祉部長)

 そうですね、県として、また関係者とも協力をしながらうまく対応できたのではないかと考えております。

 

(知事)

 記者さん、新型コロナに対する対策の評価を、今結構有識者の方がやっていて、この間もインタビューに来られたんですけれども、正しいと思うんですよね。当初の頃にちょっと新しいことをやっていた県にスポットが当たったりとかしましたけれど、結局、本当にうまくいったところってなかったですよね。みんなが、やっぱり同じように苦しんでいろんなことをやりながら、試行錯誤してきたんですけど、その中でいうと、今、唐木健康福祉部長も宇留賀副知事も(会見場に)いますけれど、群馬県は相当頑張ったんじゃないかと。ワクチン接種もそうですし、特に本当によかったと思うのは、少なくとも2つの(県営大規模)接種センターが日本で最も成功したし、接種率も上がったし、全体として言うと、関東の中でも、悪いときもあったんですけれど、一番低いときもあったので、全体として言えば相当、何とかみんなで力を合わせて乗り切ってきたのかなと。ただ、大事なことは、もう1回言いますけれど、また(パンデミックが)来るかもしれないので、その時にしっかり対応できるかどうかだと思います。

 

●群馬県のデジタル化について

(記者)

 デジタル化の関連で伺えればと思うんですが、群馬県では日本最先端クラスのデジタル先進県を目指してDX加速化プランなんかを作成してデジタル化を進めてきました。3月末にまとめた報告書では目指していたデジタル先進県を実現できたと評価されています。この点について、改めて知事としてどの点でデジタル先進県を実現できたと評価をしているのかというのを伺えればと思います。

 

(知事)

 まず、岡田DX推進監から。

 

(DX推進監)

 先進県としての実績として我々が考えていることが3つございます。

 まず1点目としましては、群馬県の「DX加速化プログラム」、これに掲載している事業のうち8割以上が計画通りに実施できているということがあります。

 2点目としましては、「ワイズスペンディング」であったり、他の自治体の見本となるような「群馬モデル」、これが15事例創出できました。

 3点目としましては、「Digi田(デジでん)甲子園」での優勝であったり、「日本DX大賞」、こういった外部評価をいただいた点、これらを実績として考えております。

 

(記者)

 知事としてはいかがでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、岡田DX推進監は本当に活躍していただいて頑張ったと思います。ただ、その県庁はもう間違いなく全国でも先端を行っていると思うんですけど、県全体ということになったら、まだまだ市町村も含めて課題があるので、一応デジタル県は実現した、特に県庁を中心に出た成果というのを、いかに横展開していって、群馬県全体に広げていけるかというのが課題だと思います。ただ、岡田DX推進監が今言ったように、3つのポイントからすると、相当頑張ったし、そういう意味で言うと、我々の目標は達成できたんじゃないかと思います。

 

(記者)

 今の質問のお答えにも絡むんですけれども、その一方で、野村総合研究所がですね、DCI(デジタル・ケイパビリティ・インデックス)というのをまとめていまして、その都道府県別ランキングだと群馬県は44位と低迷しています。中身を見ると、県民のインターネット利用とか、公共サービスの提供状況とか、人的資本の蓄積など、結構全般的に厳しい状況にあります。研究所にお話を伺うと、「群馬県庁は頑張っているんだ」というふうには言っているんですけれども、「市町村の取り組みがちょっと進んでいない」というようなお話で、「このランキングで(順位が)高いところは市町村の取り組みが結構進んでいるんだよ」というふうにご示唆いただきました。県としては、本年度から新加速化プランも作って、市町村の負担の大きさとか、人材不足についても触れられています。改めてこのDXの推進に向けての課題とか、今後の取り組みについて伺えればと思います。

 

(DX推進監)

 先ほどの野村総合研究所のインデックス、こちらの方は私どもも確認をしておりまして、今おっしゃったように、割と網羅的な感じなんですけれども、中でも行政に関するものがデジタル公共サービスの項目になっておりまして、こちらはネット上での施設予約や申し込みができるかどうかという住民のアンケート、そして総務省が取りまとめております、自治体のDX推進体制や取り組み、こういった調査結果がもとになっております。ですので、今こうしたデータソースですとか、過去のランキング、こういったものを調べまして、群馬県の順位が低迷しているこの原因の分析を行っております。

 一方で、群馬県が行っております「県民幸福度アンケート」、こちらの方におきまして、行政手続きにおける県民のデジタル化に対する実感というのが44.6ポイントと、半数に届いていないというところは真摯に受けとめておりまして、改善の余地があると認識しております。このため、今年度、DX課、こちらの体制をさらに強化いたしまして、住民の方との接点の多い市町村のDX推進体制を強化していく予定でおります。

 

(記者)

 先ほどの答えに関わりますけれども、知事として意気込みをお願いします。

 

(知事)

 岡田DX推進監が言ったとおりだと思うんですけれども、今原因をいろいろ調査してもらっているのですけれど、私の感覚で言うと、群馬県庁はすごい進んでいると思います。本当にみんな頑張ってくれて、ただ、その群馬県庁のDX化の波というのが、十分まだ市町村まで届いてないと。市町村長との会議なんかに出ると、DX化についてサポートしてくれというのは結構あって、実は推進監があっちこっち行ってやっているんですけど、例えば県庁の中でもいろんなセミナーを今やっているんですけれど、意外と参加が少ないんですよね。だからそれを、今増やすように一生懸命やっています。今岡田推進監が言ったように、この数字を真摯に受けとめなくてはいけないし、結果はよく調査しなくてはいけないんですけれど、私の直感だと、どこまで広げられるかという点について、少し市町村の方がやや遅れているところがあるのが、このアンケートに反映されているんじゃないかなと思います。

 

●駐日韓国大使との面会について

(記者)

 毎週聞いているのですけれど、韓国大使との・・・

 

(知事戦略部長)

 お答えとしますと、引き続き調整している状況ということになります。

 

●第4種踏切の対策について

(記者)

 昨日、令和11年度までにという、第4種踏切の解消に向けたスケジュールが発表になりました。改めまして、知事としてこの解消に向けた意気込みを伺えればと思うんですが。

 

(知事)

 まず担当から。

 

(DX推進監)

 群馬県としての基本方針といたしましては、先般の記者会見の方で、知事からご発言ありましたように、可能な限り廃止をしていきまして、難しい場合は1種への切り換えを行っていく、これを基本方針にしておりまして、今後、昨日発表させていただきました工程に基づきまして、関係者、鉄道事業者でしたり、沿線の市町村、こういった方たちとの協議を進めまして、工程にありましたとおりのスケジュールに従って進めてまいりたいと考えております。

 

(記者)

 知事から一言お願いします。

 

(知事)

 付け加えることはありません。しっかり粛々と工程に従ってできるように、必要な関係者との調整を進めていきたいと思います。

 

●富岡製糸場について

(記者)

 富岡製糸場の件で伺いたいんですけれど、昨年末にトップ会議を開催されて、10周年に向けてなかなか来場者が減っているですとか、整備が進んでいないですとか、その辺のてこ入れというような面もあったと思うんですけれど、この10周年イヤーに県としてどう取り組んでいくのか、あれから4カ月ぐらいたったので、その辺の具体的なところと、知事の意気込みみたいなところはいかがでしょうか。

 

(知事)

 まず地域創生部長から。

 

(地域創生部長)

 昨年の12月にトップ会議を開きました。今おっしゃられたように、来場者数を増やす、またちゃんと計画的に整備を進めるということで合意をいたしました。それに向けて、1つ国に対して、知事と4市町でそろって要望活動を行いましょうと。そう申しますのも、国の文化財になっておりますので、保存修理を行うにあたって国費がつきますが要望額どおりに来ておりませんので、それをちゃんといただきたいというのが1つございますし、また進めるにあたって、必要な人材確保ですとか、そういったものも今検討しているところでございます。

 また会議の中では、ちゃんとエビデンスに基づいて、しっかり考えていきましょうということを申し上げています。例えば、来場者が少ないことの原因もしっかり分析して、どういう対応をしていかなければいけないのか、また整備計画に書かれているからということで、ただそれを順番どおりにやるのではなく、どこを先にやるか、来場者を増やすことに繋がるようなところを優先するなり、そこは計画的にしていかなければいけない。そのベースとして、その建物の状況をしっかり評価しなければいけないと、そういうところを今協議しているところでございます。

 

(記者)

 その辺の工程は、具体的に、例えばこれを何月までにやるとか、その辺まではまだ全体的に洗い直している段階ということでしょうか。

 

(地域創生部長)

 今現在は洗い直している段階です。それに合わせて、今回の10周年、様々な事業を(4市町と)一緒に取り組むにあたっては情報交換をしっかり密にして行っております。

 

(知事)

 一応、トップ会議を作って、今までもやっていたんですけれども、直接関係市町、あと群馬県が話し合える場所ができたので、今まで以上にしっかり連携をしたいと思いますし、今新井部長が言ったように、実際大きな問題になっているのは国との調整、特に予算獲得について、これはなかなか難しいので、これはしっかり要望していかなきゃいけないと思います。それから、今記者さんがおっしゃったように、ちゃんと全部道筋ができていればいいんですけれど、そこが実はまだできていないので、例えば、どこをどういうふうにしていくと来場者を増やせるのかとか、今データをもとに分析をしているので、それを踏まえて、工程表みたいなものをこれからしっかり組み立てていければと思っています。

 

●県立小児医療センター移転候補地決定について

(記者)

 小児医療センターについて伺いたいのですが、事務的なことになるんですけれども、移転候補地の広さですとか、あと現在のセンターと比べて広くなるのか狭くなるのか、その辺りをお願いします。

 

(知事)

 病院局長の方から正確にお願いします。

 

(病院局長)

 移転先の予定地なんですけれども、面積が約1万4千平米となっております。現在地につきましては5万平米を超えておりますので、大きさとしてはかなり小さくなりますが、現在の機能を移転させて、建物の建設が可能ということが確認できておりますので、こちらを候補地とさせていただきました。

 

(記者)

 共愛学園さんの短大部が4年制に移行するということで、使わなくなった土地を活用しようというご説明だったかと思いますが、少し不勉強ですみませんが、現在はそこの用地は使っていないということになるんですか、学生さんがいらっしゃる状況なんですか。

 

(病院局長)

 現在短大で活用しておりまして、今後4年制の大学に移行した後に、小屋原に、現在別のところに大学がありますので、そちらに移転すると聞いております。

 

●ライドシェアの導入について

(記者)

 ライドシェアについて伺ってもよろしいでしょうか。長野県の軽井沢町でのライドシェア導入について、国交省が認めるという方針を24日に出したと思うんですが、群馬県としては、草津で観光客数が過去最大になるという中で、ライドシェアの導入に対して知事はどのようなお考えをお持ちでしょうか。

 

(知事)

 ライドシェアの話は、我々もいろいろと議論をしているんですけれども、いろんなところとの調整も必要なので、このことは議論の最中ですから、どんな対応が可能かというのは考えてみたいと思います。我々の中でも少し問題意識もあるので、過去に少しやろうと思った構想もあるんですけれども、なかなか関係者の皆さんのご理解を得るのに時間がかかるということなので、今おっしゃった話は非常に問題意識として持っているので、よく長野県などの様子も見ながら考えていきたいと思います。

 


知事メッセージ

 それでは最後に県民の皆さんに知事の方からお話をしたいと思います。ようやく暖かくなって、時々寒い日はありますけれども、春めいた季節になってまいりました。私も日頃から非常に健康に気をつけているんですが、寝不足です、何日間か。今日もちょっと1歩間違えるともう本当に寝てしまいそうな感じで、早く会見が終わらないかなと初めて思ったんですけれど。皆さん、やはり睡眠時間が大事。睡眠をしっかり取ってください。実は私の友人が、睡眠研究家みたいなのをやっていてですね、やっぱり人間にとって一番大事なのは睡眠だって、どんなに食生活で気をつけても、気をつけてるんですけど、どんなに運動しても、睡眠不足だったらもう意味がないそうです。ですから、ぜひ皆さんには、しっかり睡眠をとっていただいて、私も今日は今までの睡眠負債をしっかり解消して、ちょっとまた元気になりたいと思うんですけれども。本当に今日眠くて本当に。一時結構忙しくて、朝から宇留賀さんのブログばっかり書いてたもんですから。まあ、それは関係ないんですが、とにかく皆さん、元気にこの春を過ごしてください。これでしばらく会見ないですが、これでゴールデンウィークになるということなので。今回は何日か休むと、かなり長い連休になるって話もありますけども、どうか皆さまには本当にゆっくり休んでいただいて、あるいは十二分に楽しんでいただいて、英気を養っていただきたいと思います。毎週会見に来ていただいているメディア関係者の皆さんにもしっかり休んでいただいてですね、また連休明けにお目にかかれればと思います。これからもこの会見はしっかりと真剣に対応していきたいと思います。皆さん最後までありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。