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厚生文化常任委員会(生活文化スポーツ部関係)(平成26年9月29日)

1.開催日時

平成26年9月29日(月曜日)9時59分開始 11時42分終了

2.開催場所

402委員会室

3.出席委員

委員長:舘野英一、副委員長:大手治之
委員:関根圀男、委員:塚越紀一、委員:新井雅博、委員:伊藤祐司、委員:金井康夫、委員:藥丸潔

4.欠席委員

委員:田所三千男

5.主な質疑

(1)第70回国民体育大会冬季大会「ぐんま冬国体」について

新井委員
 冬季国体のテレビ放映に係る補正予算について、放送時間は当初から早朝の再放送を見込んでいたのか。再放送にかかる予算はどうか。

松井冬季国体推進室長
 当初、再放送は含まれていなかったが、群馬テレビの協力により、当初想定の予算内で、再放送を行うものである。

新井委員
 冬季国体の全体予算はいくらか。また、主催の文部科学省の負担額はどうか。

松井冬季国体推進室長
 県当初予算額は4億2,250万円である。スポーツ振興くじ「toto」の助成が1億1,250万円、文部科学省補助金が3,180万7千円、日本体育協会の助成が3,000万円である。

新井委員
 補助金等が約1億7,000万円となるが、残りの負担はどうか。

松井冬季国体推進室長
 県が2億1,700万円を負担している。

新井委員
 片品村に現地調査に行った際、村長が、村で億単位の歳出は負担が大きいと発言していた。恩恵が少ないと今後誘致がさらに難しくなると思うが、県の対応はどうか。

松井冬季国体推進室長
 冬季国体が開催できる都道府県は限られており、7から8年程度で回ってくる。今回は、スポーツ振興くじ「toto」の助成で施設整備などが行えるようになったほか、会場地交付金として交付する運営費補助について、従前は補助率3分の2であったが、今回は4分の3として、金額としても増額して対応している。

(2)歴史博物館の改修について

伊藤委員
 歴史博物館改修後の常設展示室の動線は、最初に東国古墳文化展示室があり、次が原始の展示室となっており、時代が逆転してしまう。児童の利用が多く、うまく理解されないのではとの懸念があるが、この点の検討はどうか。

飯塚文化振興課長
 はじめに古墳王国群馬の魅力というトピック性を強調し、来館者の歴史への関心を深めてもらった上で、それぞれの時代の歴史に誘おうとするものであり、効果的な動線と考えている。展示改修内容や動線については、専門家による検討を経た上で決定している。

(3)少子化対策及び次期次世代育成支援行動計画について

伊藤委員
 若者が結婚しにくいことの背景には、長時間労働や非正規雇用など不安定な雇用の問題がある。次期群馬県次世代育成支援行動計画にその対策を盛り込んでいくべきと考えるがどうか。

五十嵐少子化対策・青少年課長
 結婚しにくい要因として、長時間労働などの問題が背景となっていることは認識している。労働環境などの改善が少子化の解消には必要であり、次期計画では、若者就職支援や仕事と生活の両立支援の取組を進めていきたい。

伊藤委員
 非正規社員を正規化する対策などは本来国がやるべきことだが、県として働き方等について国に提案するなど発信ができないか。

本多生活文化スポーツ部長
 少子化の要因として、未婚化晩婚化が取り上げられてきたが、働き方も大きな影響がある。人口減少の関係で国が創生本部を設置し、地方からの提案も柱になっているようであり、こうした中で提案を行っていきたい。

新井委員
 「ぐんま子育て・若者サポートヴィジョン2010」の取組状況について、事業項目の指標は概ね達成しているが、県民アンケートでは「将来に不安を感じる」が多いなど、県民の感覚とは乖離しているようである。県の認識はどうか。

五十嵐少子化対策・青少年課長
 事業項目では、進捗が進んでいるものが多いが、アンケート項目では、県民の良くなったという実感や統計指標の改善が進んでいないことについては認識している。特に働き方の問題への対応が十分でなかったとの視点に立ち、次期計画は、結果の評価検証をしっかり行い、策定したい。

新井委員
 次期計画の策定にあたり、これまでの結果の検証が先であると思う。国の動向やこれまでの取組の検証、市町村等の動きをしっかりまとめ上げるため、次期計画の策定を1年先送りしてはどうか。

五十嵐少子化対策・青少年課長
 現行計画の検証はしっかりと行っていくが、計画については、空白をおかずに27年度からスタートできるように取り組んでいきたい。

新井委員
 ピアサポーター協議会の事業について、ピアサポーターの申し込み状況はどうか。企画委員会が10月に開催予定とのことであるが、現場のピアサポーターの意見を反映できないか。

五十嵐少子化対策・青少年課長
 9月にプロポーザルにより受託事業者を決定し、月末からピアサポーターの募集を開始したところである。10月に開催する企画委員会では、今後の事業企画について専門家に意見を伺うが、以降はピアサポーターの意見を伺うことも考えていきたい。

金井委員
 人口減少問題に関し、国が5万人規模程度の自治体に官僚を派遣する方針とのことだが、県として、この件に関する連携はどうか。

本多生活文化スポーツ部長
 この件については新聞報道で知ったところであり、詳細は今後確認し、検討したい。

金井委員
 日本創成会議の提言では、特に地方部からの若者の都市への流出が課題である指摘しているが、この点について県の認識はどうか。

五十嵐少子化対策・青少年課長
 これまで生み育てやすい環境づくりを中心に推進してきたが、提言にある地方から都市への若者の流出など、さらに幅広い対応が必要であり、次期行動計画では、4番目の柱に、若者にとって魅力のある地域づくりを掲げたところである。地域で若者が定住し家族を持てるよう支援したい。

(4)ぐんまちゃんについて

金井委員
 ぐんまちゃんがゆるキャラグランプリで優勝し殿堂入りした場合、今後の着ぐるみの貸出しについて、どのように考えているか。

根岸県民生活課長
 現在、貸出用の着ぐるみを13体保有している。現状でもかなり人気があり、週末の利用はいっぱいの
状況である。1位になって一層人気が出るようであれば、着ぐるみを増やすことも検討したい。

金井委員
 優勝後の展開については、戦略的に考えることが必要だと思う。所管をまたぐと思うが、さらに有名になるような取組について、県民生活課として考えはどうか。

根岸県民生活課長
 ぐんまちゃんはゆうあいピックのときに誕生して以来、地道に活動してきており、草の根的に人気が
出てきたところが、最近のゆるキャラとは違うと思っている。人気を持続させていく努力のしがいのあ
るキャラクターであり、企画部イメージアップ推進室とも連携して対応したい。

(5)消費者被害防止対策について

藥丸委員
 消費者被害防止対策について、県警察本部との連携はどうか。

菅沼消費生活課長
 本年度の主な連携事業として、警察本部を中心に実施している「NO!詐欺運動」に取り組んでいる。また、例年、投資詐欺撲滅キャンペーン等でも連携を図りながら取り組んでいる。また、当課独自の事業として、高齢者の消費者被害未然防止を目的とした見守り体制の整備に重点的に取り組んいる。日頃から高齢者と接する機会の多い宅配事業者と協定を結び、消費者被害の気づきを消費生活センターへの相談に繋げるものである。今後、福祉部局の民生委員等による見守りと連携し、多様な見守り体制の整備に取り組みたい。

(6)市町村配偶者暴力相談支援センターについて

藥丸委員
 市町村配偶者暴力相談支援センターについて、大泉町では12月中の開設を目指していると町長から聞いているが、見込みはどうか。

佐藤人権男女共同参画課長
 大泉町長から今年中に開設をしたいとの相談を受けている。支援センターは、担当者や窓口を特定し、国に届け出ることで設置可能だが、市町村では、専門的知識を有する職員の確保と証明書の発行、自治体内や地域関係機関との連携体制の構築に課題があると認識している。専門機関である県の女性相談所を中心に町の取組を支援し、年内開設に向けたバックアップをしたい。


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